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ヒューマン 人類 ハヤカワ文庫SF
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ヒューマン 人類 ハヤカワ文庫SF

ロバート・J.ソウヤー(著者), 内田昌之(訳者)

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ヒューマン 人類 ハヤカワ文庫SF

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2005/06/30
JAN 9784150115203

ヒューマン

¥220

商品レビュー

3.8

10件のお客様レビュー

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2023/10/25

ソウヤーによるネアンデルタール・パララックス三部作の2作め。前作で一時的に通じた、ネアンデルタール人が文明を築いている並行世界への門が固定化される。 本格的に始まる両世界の交流の中、メアリとポンタ―のイシュカン・コミュニケーションは深まっていく。 また前作で未解決だったメアリの身...

ソウヤーによるネアンデルタール・パララックス三部作の2作め。前作で一時的に通じた、ネアンデルタール人が文明を築いている並行世界への門が固定化される。 本格的に始まる両世界の交流の中、メアリとポンタ―のイシュカン・コミュニケーションは深まっていく。 また前作で未解決だったメアリの身に起きた不幸な事件もポンターを巻き込んで動き出す―。 SF的なギミックは前作を引き継いでいて目新しいものはないが、終盤に大きな危機を招きそうな怪しげな兆候が…。これは次作に向けての布石だろうから、展開を楽しみにしたい。

Posted by ブクログ

2021/05/04

ネアンデルタールが文化を築いた世界という衝撃の連続だった前作と比べ、恋の話やネアンデルタールと人類の政治など、普通の文化交流の話みたいになってきてしまった。でもそれだけ意思疎通ができるほど、遺伝子的にはほぼほぼ一緒の生物ってことだよね。特に懺悔室で懺悔をするメアリと、人格彫刻師(...

ネアンデルタールが文化を築いた世界という衝撃の連続だった前作と比べ、恋の話やネアンデルタールと人類の政治など、普通の文化交流の話みたいになってきてしまった。でもそれだけ意思疎通ができるほど、遺伝子的にはほぼほぼ一緒の生物ってことだよね。特に懺悔室で懺悔をするメアリと、人格彫刻師(面白い考え方!)に罪を告白するポンターと、理論は違うけどやっていることは同じだと思う。今のところ彼らとの大きな違いは闘争心と宗教の有無だけだけど、それ以外にも違いはあったのでは、という気もする。 そして日本人としては、神を信じて死後の赦しを得る、というキリスト教の生き方を、人類普遍の考えだと思うのは違和感がある。 SFの話だけど、ポンターの「告白」で、メアリーが傷つけられた事件を追っていくミステリ感、ポンターとボルベイとの三角関係をめぐる種族と文化の制度を超えた恋愛と、(中途はんぱな感じはあるけど)楽しめる要素がたくさんある。

Posted by ブクログ

2018/03/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ソウヤーの〈ネアンデルタール3部作〉2作目。前作で霊長類の中でもクロマニヨンが進化したこの社会へやってきたネアンデルタールワールドの科学者ポンター。無事に元の世界に帰れたのだが、本作では非常に簡単な(笑)方法で両世界が行き来できるようになり、ポンターにつれられた、こちら世界の主人公メア(リ)がネアンデルタール社会を訪問することになる。というか行ったり来たりする。 本作の大きなテーマが、ネアンデルタールとクロマニヨンの間に、愛だけじゃなく恋人関係は成立するのか?である。文化が全く違う人種(そう、まさにこれこそ人種)の2人は愛情だけでその壁を乗り越えることができるのか?壮大なSFの皮をかぶった恋愛小説なのである。冒頭から出てくるポンターの述懐シーンも、あっと驚くレイプ犯の正体も、恋愛小説だからこその展開。ほんで、これがまたオモロい。 次作で3部作終了。タイトルが「ハイブリッド」とは、大いに期待が持てるじゃないか。ラスト近くに(SFとしての)大きな伏線張ってくれてるし、読まない手はないよな。楽しみ楽しみ。

Posted by ブクログ