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もっと知りたい葛飾北斎 生涯と作品 アート・ビギナーズ・コレクション
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京美術 |
発売年月日 | 2005/08/30 |
JAN | 9784808707859 |
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商品レビュー
4.4
10件のお客様レビュー
著者、永田生慈さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。 ---引用開始 永田 生慈(ながた せいじ、昭和26年(1951年)8月1日 - 平成30年(2018年)2月6日)は、浮世絵研究家。特に葛飾北斎の研究と作品蒐集を精力的に行い、コレク...
著者、永田生慈さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。 ---引用開始 永田 生慈(ながた せいじ、昭和26年(1951年)8月1日 - 平成30年(2018年)2月6日)は、浮世絵研究家。特に葛飾北斎の研究と作品蒐集を精力的に行い、コレクションは島根県立美術館に寄贈・収蔵された。 ---引用終了 で、本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 絵のこと以外は頓着しないユーモラスな素顔や、人間関係など、エピソードもふんだんに盛り込み、天才の90年の生涯に大接近する。 ---引用終了 そして、葛飾北斎、ウィキペディアには、次のように書かれています。 ---引用開始 葛飾 北斎(かつしか ほくさい、旧字体:葛飾
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北斎漫画に大きな焦点をあててその生涯と作品について書いている。 偉大なる北斎をより理解する一歩として内容深い本。
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本書は、葛飾北斎の90年の生涯と作品を、1~19歳「誕生・幼少年期」、20~35歳「習作の時代・春朗期」、35~45歳「宗理様式の時代」、45~52歳「読本挿絵と肉筆画の時代」、53~70歳「絵手本の時代」、71~74歳「錦絵の時代」、75~90歳「肉筆画の時代」と分けて、オール...
本書は、葛飾北斎の90年の生涯と作品を、1~19歳「誕生・幼少年期」、20~35歳「習作の時代・春朗期」、35~45歳「宗理様式の時代」、45~52歳「読本挿絵と肉筆画の時代」、53~70歳「絵手本の時代」、71~74歳「錦絵の時代」、75~90歳「肉筆画の時代」と分けて、オールカラーでビジュアルに解説している。 私は、北斎に関して、代表作である「富嶽三十六景」のいくつかの作品や、ゴッホなどの印象派画壇に大きな影響を与えたこと、海外の雑誌で「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」(調べたところ、米雑誌『ライフ』が1999年に発表したものだった)で日本人として唯一選ばれたことくらいしか知らなかったのだが、本書に目を通して、少なからぬ驚きと発見があった。 まずは、あまりにも多様な対象を、多様な手法・技法で描き続けたこと(西洋の画家にはこのようなタイプはあまりいないのではないだろうか)。そして、多くの人々が抱く「風景版画家」としての作品(「富嶽三十六景」など)は70~74歳のわずか4年の間に制作されたらしいこと。さらに、75歳のときに発表した『富嶽百景』の跋文で、「70歳以前に描いたものは、実に取るに足らないものばかりであった・・・(精進し続ければ)80歳でますます向上し、90歳になればさらにその奥意を極めて、100歳でまさに神妙の域を超えるのではないだろうか。100何十歳となれば一点一格が生きているようになることだろう」と書き、90歳で死に際しても「あと十年、いや、せめて五年生かしてくれ。そうすれば、まことの絵描きになってみせる!」と執着ともいうべき作画への情熱を持っていたこと。。。などである。 北斎が、歌川広重とともに浮世絵のひとつのジャンルとして確立した名所絵(風景画)が、浮世絵の魅力を現代の人々にも伝えていることは間違いないが、北斎のエネルギッシュさと造形への飽くなき執念はそれに収まるものではなかったことがよくわかった。 コンパクトでありながら、北斎の持ち味と魅力が存分に味わえる良書。
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