にほんのかわいいおまもり

にほん授与品研究会(編者)

• 販売会社／発売会社: 白夜書房/
• 発売年月日: 2005/12/10
• JAN: 9784861910869

商品レビュー

2016/03/15

　表紙、内容とにほん授与品研究会という言葉に何だこれはと思い手に取って読んでみた。いろいろな研究をする人がいるものだ。

　おまもりと言っても浮かんでくる開運、縁結び、商売繁盛といったものから、珍しいご利益もおまもりまで様々なものがある。

　招き猫で有名な今戸神社の今戸焼招き猫は、ペアの招き猫が載っている。愛知県の恋の水神社では、縁結び御守として、裏面に相合傘が載っている。そこに自分と恋する人の名前を書くもの。相合傘が少し傾いているのは、願いがかなわないという言ことではなく、相手の気持ちがあなたに傾くという意味でそうしているそうだ。なかなか芸が細かい。

　鎌倉宮のおまもりは、朱塗りの獅子頭。降ると口が開くようになっている。厄除けにパカパカか。

　不思議なおまもりとしては、福井県にある福井県護国神社の断ち守だ。どうしても止めたいことがある人に良いとある。保釈されるかどうか話題の黒番長も、このおまもりを身につけて「白い粉」シャブシャブの人生とおさらばしたほうがいいとふと思った。

　おまもりMAPでは、取り上げられた所の地図や住所が載っている。

　おまもりに興味がある人のおかげで、こうしていろいろなおまもりの存在を知ることが出来た。貴重な資料だ。

2011/10/31

日本全国の神社仏閣の御守・縁起物を、ご利益別にカテゴリー分けして掲載する。「おまもりについての2、3の事柄」というコラムでは、御守にまつわる基礎知識が紹介される。

掲載されている御守同様、小さめの判型で、愛らしい縁起物のアイコンが配された魅力的なデザインの本。各御守に添えられた短文には、その効験だけでなくご祭神や神社の由来が述べられているため、神社案内としても楽しめる。
御守の色は赤、金、白が多いようだ。女性向けのものはピンク、金運関係では黄色も見られた。動物を模ったものは特にかわいらしい。自分はめったに御守を買わないので、地元の神社でも初めて見る御守が掲載されていて驚いた。

＜メモ＞（P.102より）
・「～大神宮」「～神宮」
歴代天皇をまつるか、皇室に関わりが深い。
・「～大社」
神社の格を決めるために、大～小と分けた時の名残。
・「～天神・天満宮」
菅原道真公をまつる。学問・農業の神。
・「～稲荷」
宇迦之御魂神（うかのみたまのかみ）という豊作・商業の神をまつる。きつねは神の使い。京都伏見稲荷が総本社。
・「～八幡」
八幡大神（やはたのおおかみ）（応神天皇）・神功（じんぐう）皇后・比売大神（ひめおおかみ）の三神をまつる。武・厄除けの神。本宮は宇佐八幡宮（大分県宇佐市）で、石清水八幡宮（京都府八幡市）・鶴岡八幡宮（神奈川県鎌倉市）を加えて日本三大八幡。

2010/03/14

可愛い表紙にひかれ、図書館で借りてみた。
写真と簡単な解説で、見やすい本だった。
ま、自分で買う事はないだろうけど、かわいくて楽しい本☆