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カブールの本屋 アフガニスタンのある家族の物語
定価 ¥1,980
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | イースト・プレス/ |
発売年月日 | 2005/07/15 |
JAN | 9784872575781 |
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カブールの本屋
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商品レビュー
3.4
9件のお客様レビュー
カブールの本屋 アスネセリエルスタッド 江川紹子訳 イーストプレス 小説仕立てのドキュメント ノルウェー人であり戦場に潜り込む ジャーナリストとして現場の情報を 送り続けている有名な女性が カブールで出合ったこの本の主人公であり英語に堪能な彼の家族と親しくなる中で その大家族と...
カブールの本屋 アスネセリエルスタッド 江川紹子訳 イーストプレス 小説仕立てのドキュメント ノルウェー人であり戦場に潜り込む ジャーナリストとして現場の情報を 送り続けている有名な女性が カブールで出合ったこの本の主人公であり英語に堪能な彼の家族と親しくなる中で その大家族と共に暮らしながら ドキュメントをまとめることになる その内容は ソ連の支配からタリバンの支配を経て ビンラディンを絡めた911事件からなる ジョージブッシュによる 空爆と言うアフガニスタンの 利権の絡んだ一連の凄まじい時代を 狡猾に生き抜いた文化魂の持ち主に まつわる壮絶な終わりのない物語である
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アフガニスタンのひとは、みな、自分のことしか考えないように感じた。アフガニスタンには美しいものはなにもないかのように感じた。 これは、欧米人の作品で、つまり、欧米の視点・価値観で書かれているわけだが、ルポ形式でも完全フィクションでもなく、手記風なので、よけいに読んでいてつらかった...
アフガニスタンのひとは、みな、自分のことしか考えないように感じた。アフガニスタンには美しいものはなにもないかのように感じた。 これは、欧米人の作品で、つまり、欧米の視点・価値観で書かれているわけだが、ルポ形式でも完全フィクションでもなく、手記風なので、よけいに読んでいてつらかった。 アフガニスタンのひとの感想を聞いてみたい。 ただ、どう考えても、イスラム教は古すぎるように感じる。1000年以上も昔のルールを使うのは無理があるように思う。キリスト教や仏教とはちがい、理念だけでなく、生活の仕方に密着しているので齟齬がおおきいのだろうなと、思う、のだがどうなんだろうな。
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現地では少数派の中産階級の家族であるとはいえ、アフガニスタンの実際の家庭の日常が描かれた話として興味深かった。外国人でありながら良くここまで取材させてもらえたものだと感心する。特に女性であるという利点を生かして女性社会の内側を描けたことは貴重。タリバン政権を挟む3つの時代において...
現地では少数派の中産階級の家族であるとはいえ、アフガニスタンの実際の家庭の日常が描かれた話として興味深かった。外国人でありながら良くここまで取材させてもらえたものだと感心する。特に女性であるという利点を生かして女性社会の内側を描けたことは貴重。タリバン政権を挟む3つの時代において如何に市民生活が大きく変わってしまったか、その中で何とかしたたかに生きようとしてきた様子の一端がうかがえる。惜しむらくは、ノンフィクションに徹したせいか、話が各章完結になってしまっている。事実をベースにしつつも家族の一人を主人公に据えた小説(ある程度フィクション)に仕立てた方が良かったのではないかと思う(先日読んだ「インビクタス」にも似た感想を持った)。
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