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再軍備とナショナリズム 戦後日本の防衛観 講談社学術文庫1738
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再軍備とナショナリズム 戦後日本の防衛観 講談社学術文庫1738

大嶽秀夫(著者)

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再軍備とナショナリズム 戦後日本の防衛観 講談社学術文庫1738

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2005/12/12
JAN 9784061597389

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2010/02/07

 1988年に中公新書で出ていたものの文庫本化(講談社学術文庫)。冒頭に日本と西ドイツの再軍備過程の政治的背景の違いについて言及した後、日本国内の各政治勢力の分析に入る。  吉田茂を筆頭とする保守派、芦田均・鳩山一郎・石橋湛山といったリベラル派、そして西尾末廣・片山哲など党内の分...

 1988年に中公新書で出ていたものの文庫本化(講談社学術文庫)。冒頭に日本と西ドイツの再軍備過程の政治的背景の違いについて言及した後、日本国内の各政治勢力の分析に入る。  吉田茂を筆頭とする保守派、芦田均・鳩山一郎・石橋湛山といったリベラル派、そして西尾末廣・片山哲など党内の分裂著しい社会党勢力。三者三様の相違と類似を、伝統的ナショナリズムという戦前との価値観共有というものに焦点をあてて描き分けている。  1950年にはじまる再軍備政策が、なぜ広く国民のコンセンサスを形成せぬまま、不十分な形でしか進められなかったのか。この疑問の1つの答えを提示してくれる本書は、読んで本の無い一冊と言えるだろう。 ちなみに著者の大嶽秀夫は京都大学法学部・法学研究科教授(政治過程論)で、解説は五百旗頭真(神戸大学教授)が担当している。

Posted by ブクログ

2008/06/25

戦後すぐから55年体制確立時までの国防・再軍備論について、各政党間の対立軸を明確にしつつ、当時に多様な状況下に置かれていた西ドイツとの対比で、何故日本で再軍備問題が袋小路に入っていったのか紐解く本。この辺りを勉強せずに安易に復古主義的に道徳教育とか持ち出そうとする政治家を鼻で笑お...

戦後すぐから55年体制確立時までの国防・再軍備論について、各政党間の対立軸を明確にしつつ、当時に多様な状況下に置かれていた西ドイツとの対比で、何故日本で再軍備問題が袋小路に入っていったのか紐解く本。この辺りを勉強せずに安易に復古主義的に道徳教育とか持ち出そうとする政治家を鼻で笑おう。 終章の社会党内部での再軍備論での分裂過程はこの辺りの本を併せて読むと非常に面白い。 戦後史のなかの日本社会党―その理想主義とは何であったのか (中公新書) 原 彬久著 http://www.amazon.co.jp/dp/4121015223/tiisaka-22/

Posted by ブクログ

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