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東洋のこころ 講談社学術文庫
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東洋のこころ 講談社学術文庫

中村元(著者)

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東洋のこころ 講談社学術文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2005/12/10
JAN 9784061597419

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東洋のこころ

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2023/11/14

多神教の原始宗教での、世界観から、大乗仏教に至る、壮大なインドから日本への旅、それが東洋のこころです 東洋の思想を貫いているのは、仏教の世界観と受け止めました 太古の神話の共通性、印欧語族とアジア諸族とと結ぶのは、インドという大国だ 中国や、日本の神や山岳信仰という原始宗教へ...

多神教の原始宗教での、世界観から、大乗仏教に至る、壮大なインドから日本への旅、それが東洋のこころです 東洋の思想を貫いているのは、仏教の世界観と受け止めました 太古の神話の共通性、印欧語族とアジア諸族とと結ぶのは、インドという大国だ 中国や、日本の神や山岳信仰という原始宗教への考察 インドと中国の共通性 知っている者はしゃべらない、しゃべるものは、知ってはいない 仏教を貫くのは、理法、法、ダルマといいい、人間を人間としてたもつ者という意味、道と言われることもある 仏教は正しい理を貫くもの、法によるべし、人によるべからず、法によってきめるべきであり、個人個人によってかってなことを決めてはならない 慈悲 慈は真実の友情、純粋の親愛の念、悲は、愛隣、同情、憐みを意味する 慈悲ー愛がめざすものは、人々の幸福、平安ということです 仏心とは大慈悲これなり 墨子の兼愛:ひろく愛して、互いに利する 仏教でいう沙門、道徳の実践、ほんとうの実践者がおこなったことをおこなうもの、真のつとめる人の道である 三宝 仏 法 僧  五戒 不殺生、不偸盗、不邪淫、不妄語、不飲酒 仏教 五常 仁 義 礼 智 信 儒教 言行一致  偽りを語ることなかれ 総合的理想をもった大きな広域国家を普遍的国会と呼ぶ 政治理想の公的表明 アショカ王の碑文、聖徳太子の17条憲法 和の精神 ・粗暴なこと、乱暴なことを避けよ ・ともに凡夫で、同じ人間なのだから、自分を偉いと思ってはいけない ・共同体の活動の基底には宗教がなければならない。それを、法、という 信教の自由:寛容 ・アショカ王は、いろいろな宗教・宗派を相提携して協同して法の精神を実現することを願った ・信教の自由を完全に認め、どの宗教も承認した ・善はなしがたく、悪はなしやすし 大乗仏教 自己救済から、利他行:他人を救済することを目指した仏教 ・六波羅蜜多 6つの完成  ①布施 与えること  ②持戒 戒めを守る  ③忍辱 耐え忍ぶ  ④精進 つとめはげむ  ⑤禅定 しずかに瞑想する  ⑥般若波羅蜜多 知慧の完成 空 ありとあらゆるものの実相は、空であり無我である 空の理法を縁起ともいう 三種の識  阿頼耶識:すべてを収める庫のようなもの  末那識:いろいろ思量をして自我意識を成立させるもの  六識;眼識、耳識、鼻識、舌識、身識、意識 正しい知識を得るための認識方法  ①直接知覚  ②推理  ③類比  ④信頼されるべき人の言葉 信愛と信仰がないのであれば、他のものはすべて無用の長物である 二宮尊徳もいっている 書物をよむだけではなく、天地の本をもよめ 人は読めば読むほど迷う、機智を鋭くすればするほど、人はさまよう 目次 はしがき 第1章 神々と人間 第2章 一なるものを求めて 第3章 理法の普遍性 第4章 慈悲 第5章 生きる倫理 第6章 人間関係と相互扶助 第7章 普遍的国家の理想 第8章 大乗仏教の精神 第9章 合理主義の哲学 第10章 インドの論理思想 第11章 人間のうちに 第12章 差別対立を超えて 第13章 世界国家の理想 人名索引 事項索引 ISBN:9784061597419 出版社:講談社 判型:文庫 ページ数:304ページ 定価:1050円(本体) 発売日:2005年12月10日第1刷

Posted by ブクログ

2017/05/12

仏教、そして東洋の思想と難しいお話を、初心者にもわかりやすく解説してくれている本でした。 印度の基本的な考え方、そして、西洋、中国、日本との比較も大変解りやすいものでした。 それと、大乗仏教が起こってきた歴史的、社会的事情も理解できました。 第4章慈悲、第7章普遍的国家の理想、第...

仏教、そして東洋の思想と難しいお話を、初心者にもわかりやすく解説してくれている本でした。 印度の基本的な考え方、そして、西洋、中国、日本との比較も大変解りやすいものでした。 それと、大乗仏教が起こってきた歴史的、社会的事情も理解できました。 第4章慈悲、第7章普遍的国家の理想、第11章差別対立を超えて、第13章世界国家の理想には、先生の思いが強く込められていました。 仏教こそが、宗教を介しての人間の醜いいがみ合い、殺し合いを克服できる「真の愛」を根源的に持っているのです。 もう少し、中村元先生の本にチャレンジしたいと思いました。

Posted by ブクログ

2016/08/26

比較的短い文章の中で東洋思想を概観できる。 古代から近代まで、インド・中東・中国・日本・ギリシャなど縦横無尽に思想や人物、世界観をつなげ、まとめられている。 後半はラーマクリシュナ、ヴィヴェーカーナンダに比較的ページを割き、最後に世界平和。 膨大な知識を分かりやすい言葉でつづって...

比較的短い文章の中で東洋思想を概観できる。 古代から近代まで、インド・中東・中国・日本・ギリシャなど縦横無尽に思想や人物、世界観をつなげ、まとめられている。 後半はラーマクリシュナ、ヴィヴェーカーナンダに比較的ページを割き、最後に世界平和。 膨大な知識を分かりやすい言葉でつづってある。 ●恥を知らず、厚かましく、図々しく、人を責め、大胆で、不正なるものは、生活しやすい。恥を知り、常に清きを求め、執着を離れ、へりくだり、清く暮す賢者は、生活し難い。(ダンマパダ) ●あらゆるものは相互依存によって成立している。だから本体は空であり、この絶対的立場を「究極の真理」とよぶ。あらゆるものの実相「諸法実相」は空であり無我である。(ナーガールジュナ) ●神は内にまします。そうなると、巡礼も必要ない事になります。(カビール) ●人間は神の姿であるから、人間に奉仕する活動は神に対する崇拝に他ならない(ラーマクリシュナ)

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