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幾度目かの最期 久坂葉子作品集 講談社文芸文庫
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幾度目かの最期 久坂葉子作品集 講談社文芸文庫

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幾度目かの最期 久坂葉子作品集 講談社文芸文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2005/12/10
JAN 9784061984257

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商品レビュー

3.9

17件のお客様レビュー

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2024/12/09

芥川賞候補にあがったと言うことでこの人の作品集読んでみた、この作品集の中の灰色の記憶と言う話しが端々に死えの思いを感じれます。何故自殺しないといけなかったのか考えたりしながら読みました。

Posted by ブクログ

2022/04/08

表題作他「四年のあいだのこと」「落ちてゆく世界」「灰色の記憶」「女」「鋏と布と型」「南窗記」収録。名門の家に生まれたことの重圧、恋愛の破局、仕事の悩み……何が彼女を鉄道自殺へと駆り立てたのは定かではないが、作品から滲み出る悲痛な叫びが胸に突き刺さる。表題作である「幾度目かの最期」...

表題作他「四年のあいだのこと」「落ちてゆく世界」「灰色の記憶」「女」「鋏と布と型」「南窗記」収録。名門の家に生まれたことの重圧、恋愛の破局、仕事の悩み……何が彼女を鉄道自殺へと駆り立てたのは定かではないが、作品から滲み出る悲痛な叫びが胸に突き刺さる。表題作である「幾度目かの最期」は自殺直前に書かれた作品であり、殆ど遺書と言える内容だ。激しい感情の奔流、死へひた走る筆が圧巻であり、酷く悲しく苦しい。「鋏と布と型」はマネキンとデザイナーの戯曲で、作者は何も傷つかないマネキンに憧憬を持っていたのではないかとふと思ってしまった。

Posted by ブクログ

2021/08/24

 昭和6年(1931年)生まれ本名川崎澄子、曾祖父が川崎造を始めとする川崎財閥の創設者、父親は川崎造船(現川崎重工業)専務、神戸新聞社長、母親は華族出身というセレブ一族だが、幼少の頃より乳母に育てられ両親の愛情は乏しく家柄故躾は大変厳しく育てられた。 父親の影響から8歳にして俳...

 昭和6年(1931年)生まれ本名川崎澄子、曾祖父が川崎造を始めとする川崎財閥の創設者、父親は川崎造船(現川崎重工業)専務、神戸新聞社長、母親は華族出身というセレブ一族だが、幼少の頃より乳母に育てられ両親の愛情は乏しく家柄故躾は大変厳しく育てられた。 父親の影響から8歳にして俳句を詠み12歳頃より小説を読み出し15歳時には随筆集を纏める等天才少女の片鱗が伺える。 16歳で最初の自殺未遂、17歳時にも2回自殺未遂を起こし21歳の大晦日に3日間で書き上げた遺書的作品”幾度目かの再期”を脱稿し仲間と忘年会後に阪急六甲駅で電車に飛び込み自殺を図った。この小説は当時3人の男性との付き合いに悩み自分の両親に辟易しながらも演劇、音楽、執筆に日々忙殺されながら悶々とする彼女の心の告白である。 若く短い人生であったのに彼女の言葉は重く深く胸に突き刺さる。青白き大佐、鉄路のほとり、緑の島という男性3人の間で激しく揺れる動く異常なまでの彼女の感情と言動には正直反感を持つ部分も出てくるが鮮烈な彼女の人生に心打たれました。

Posted by ブクログ

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