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メディアの支配者(下)
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2005/06/30 |
| JAN | 9784062130035 |
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メディアの支配者(下)
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商品レビュー
4.8
5件のお客様レビュー
2025年5月7日読了。下巻から。フジサンケイグループを支配した鹿内信隆・息子の春雄・娘婿の宏明たちが抱いた野望とその支配の実態を描く。セクハラの蔓延によりすっかりダメ企業の烙印を押されたフジテレビとそのグループ企業たちだが、人間の権力欲とは恐ろしいものだ、と改めて思う…推測だが...
2025年5月7日読了。下巻から。フジサンケイグループを支配した鹿内信隆・息子の春雄・娘婿の宏明たちが抱いた野望とその支配の実態を描く。セクハラの蔓延によりすっかりダメ企業の烙印を押されたフジテレビとそのグループ企業たちだが、人間の権力欲とは恐ろしいものだ、と改めて思う…推測だが、鹿内家3代と日枝氏は異常者だったりセクハラ常習者ではなかったのではないか、彼らは手に入れた地位を失うことへの恐怖心に駆り立てられており、彼らに取り入り甘い汁を吸おうとする人間こそがフジテレビの文化を作ったのではないか…?このようにして成立し権勢を誇った企業であるから、第三者委員会や世論に何を言われてもきっと変わらないのだろうな。
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下巻の方が面白かった。上巻では主としてクーデーターの表面的なことが紹介されていただけで良く分からなかったけど、下巻ではその背景などが詳しく紹介されていた。フジサンケイグループの現状だけでなく、マスメディア全体の構造についても把握できた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
後編では不肖の息子であった春雄が信隆の後継者として成功し、フジテレビそのものの発展とともに確固たる地位を築いていく歩みが意外でしたが、マスコミにはこのような遊び人が向いているのかも知れません。そして日枝も春雄の側近として視聴率No1獲得への辣腕を揮い、出世の道を歩んでいくわけです。昭和41年から始まるフジテレビ労組結成と共産党系の民放労連加盟、労組潰しを狙う信隆たち経営との対立局面の描写ももの凄い迫力です。看板ディレクター岡田太郎(吉永小百合の夫)が初代委員長に祭り上げられ、日枝も早い時期に書記長をしているのです。岡田たちが信隆に降参し労組解散を申し出たにも関わらず、信隆が労組解散を許さなかったその真相も右派ならではの理由です。春雄と宏明の肌合いの違いが後のクーデターを呼び込んだわけですが、信隆の次女厚子と宏明の2人だけが唯一鹿内家にあってはまともな人だったように思いました。特に英子夫人、長女・寛子の無軌道ぶりは異常な世界に描かれています。別にオーナーではなかったはずの信隆による株式支配率の恐ろしいまでの肥大化、文化放送の赤尾一夫との争い、クーデター後も続いた宏明との株式の主導権争いなどの過去の確執の数々が今春のホリエモンによるニッポン放送買収という事件を招いたともいえますし、逆に予想も出来たはずであり、それだけに日枝たちが全くヌカったのだ、と思わざるを得ません。前編同様、どの人物も薄汚く描かれています。鈴木俊一・都知事もお台場分譲という局面で汚職ギリギリの姿として出てきます。
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