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木のことば森のことば ちくまプリマー新書
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木のことば森のことば ちくまプリマー新書

高田宏(著者)

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木のことば森のことば ちくまプリマー新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/
発売年月日 2005/10/06
JAN 9784480687210

木のことば森のことば

¥440

商品レビュー

3.8

5件のお客様レビュー

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2010/05/28

森へと分け入る静かな…

森へと分け入る静かなまなざしがここにありました。五感を研ぎ澄まし、森の風がそよそよと吹いてくるようです。

文庫OFF

2023/01/03

高田宏(1932~2015年)氏は、京大文学部卒、光文社、アジア経済研究所、エッソ・スタンダード石油(現・ENEOS)に勤務し、其々で雑誌やPR誌の編集者・長を務めた。エッソのPR誌「エナジー」は、京大人脈で小松左京や梅棹忠夫に執筆を依頼し、会社のPRは一切せずに一冊一特集主義を...

高田宏(1932~2015年)氏は、京大文学部卒、光文社、アジア経済研究所、エッソ・スタンダード石油(現・ENEOS)に勤務し、其々で雑誌やPR誌の編集者・長を務めた。エッソのPR誌「エナジー」は、京大人脈で小松左京や梅棹忠夫に執筆を依頼し、会社のPRは一切せずに一冊一特集主義を取り、PR誌を越えた雑誌として評価された(その多くは単行本として出版された)。1984年から専業ライターとなり、木、森、島、旅などの自然を主たるテーマに多数のエッセイ・評論・紀行を執筆。大佛次郎賞、読売文学賞等を受賞。 本書は、著者が長年、日本列島の北から南までの森を歩いてきて、そこで出会った木や森や、その森に生きている生き物たちについて、ジュニア向けに綴ったエッセイ集で、四半世紀に亘り通い続けた、信州・八ヶ岳の麓にある山荘で書かれた。 エッセイのタイトルは、「木のことば」、「生存運」、「森のうた」、「八ヶ岳山麓の森で」、「雪の森で」、「山の風」、「森の怪異」、「大きな木に会う」、「縄文杉の下で」、「木の音・森の音」、「生と死のかたち」、「木を植えた人」、「木を植えた人びと・1」、「木を植えた人びと・2」、「森の生活者・1」、「森の生活者・2」、「草木と子供」で、一つ一つのエピソードや内容は決して派手なものではない。 しかし、読み終えてみると、木や森が生と死を繰り返すものであること、更には、生物ではないものも含めた自然全てが循環の中にあることを、改めて思い知らされ、心に残るのである。 特に、50を過ぎ、人生後半に入った私としては、白山の麓にある、国指定天然記念物となった推定樹齢1,300年のトチの巨木が、枯れ死しないようにパイプややぐらや支柱で保護されている(延命させられている)姿を見た著者が、次のように書いている一節が強く印象に残った。「余計なお世話だよ、と大トチが苦笑しているように思いました。・・・主幹の一本をなくし、あちこちに空洞ができ、雨水がたまって内部が腐り、もう力弱くなった枝々が強風であっさり折られる、という姿はまさしく老年の相です。ほっておいたら大トチは、その老年をしばらく生きて、やがて崩れ落ちるはずでした。崩れ残った部分の枯木には鳥たちが巣をかけ、倒れ伏した大枝には苔がつき、そこに落ちた種子を育て、ついには大地に還ってゆく、というのが生きもののたどる生と死のかたちです。生きものの生と死とは、木であれ人間であれ、そういうつつましいものだろうと、ぼくは思っています。」 時代の風潮からは、「地球に優しくするために」とか「サステナブルな社会を実現するために」と言うべきなのかも知れないが、私としては、より本質的な、「生と死とは何か」を感じるために、読む意味のある一冊と思う。。 (2023年1月了)

Posted by ブクログ

2019/01/12

2019/1/4 詳細は、こちらをご覧ください。 『あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート』 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1239.html   都会の真ん中にいても 公園の木、マンションの木、並木道の木。  どれも それ...

2019/1/4 詳細は、こちらをご覧ください。 『あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート』 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1239.html   都会の真ん中にいても 公園の木、マンションの木、並木道の木。  どれも それぞれ魅力があります。 著者のように 八ヶ岳に住んでいれば、森や木々のパワーは神秘的かつ圧倒的なものでしょうね。 ◆ 縄文杉の下で この本を読んで、屋久島へ行った時のことを思い出しました。 ◆ 木を植えた人びと ジャン・ジオノの「木を植えた男」(木を植えた人) について書かれていた。 一人で、荒れた山にドングリを植え続ける男の物語。 「フレデリック・バックの映画」で見て 感動し、その後 展覧会にも行きました。 実際に荒れ果てた土地に木を植え再生した例。  愛媛県の別子銅山跡 伊庭貞剛 大都会の真ん中に人間の手で作られた森 明治神宮の森 ◆ 森の生活者   森で暮らすのはちょっと〜、(^^ゞ  たまに訪れたい場所です。 ◆ 草木と子供 読みたい本が増えました。 本を持って、山の小さな小屋で過ごす読書三昧の暮らしって、すてきでしょうね。 2012/12/6 予約 12/12 借りる。12/22 読み始める。1/13 読み終わる。

Posted by ブクログ

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