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夢窓疎石 日本庭園を極めた禅僧 NHKブックス1029
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夢窓疎石 日本庭園を極めた禅僧 NHKブックス1029

枡野俊明(著者)

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夢窓疎石 日本庭園を極めた禅僧 NHKブックス1029

定価 ¥1,122

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本放送出版協会/
発売年月日 2005/04/22
JAN 9784140910290

夢窓疎石

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商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

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2025/02/11

恵林寺と縁のある夢窓疎石のことを知りたくて手に取ったが、前半部で丁寧に国師の一生を辿り、後半部では禅思想と作庭技術の融合であったり、国師によるものと伝わる庭の分析をしている。自身が禅僧で庭園デザイナーなので、心や修行の境地が庭に現われるというのは説得力があった。桜が日本で愛される...

恵林寺と縁のある夢窓疎石のことを知りたくて手に取ったが、前半部で丁寧に国師の一生を辿り、後半部では禅思想と作庭技術の融合であったり、国師によるものと伝わる庭の分析をしている。自身が禅僧で庭園デザイナーなので、心や修行の境地が庭に現われるというのは説得力があった。桜が日本で愛されるようになったのは禅が入ってからという説は初耳。能の世阿弥も、名前によらず曹洞宗の禅僧だったというのも初めて知った。

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2024/05/01

日本庭園を極めた禅僧、夢想国師の一生と、国師が作った庭園を詳細に解説。 自らも禅僧で、庭園デザイナーの著者ならではの解説は、微に入り際に渡り、素晴らしいです。 これまでの記述でわかるように、国師の一生は、まず鎌倉幕府の北条一門の帰依を受けたが、鎌倉幕府滅亡後は、その幕府を倒した...

日本庭園を極めた禅僧、夢想国師の一生と、国師が作った庭園を詳細に解説。 自らも禅僧で、庭園デザイナーの著者ならではの解説は、微に入り際に渡り、素晴らしいです。 これまでの記述でわかるように、国師の一生は、まず鎌倉幕府の北条一門の帰依を受けたが、鎌倉幕府滅亡後は、その幕府を倒した後醍醐天皇の信任も篤かった。その後醍醐天皇の建武新政が失敗に終わり、足利尊氏・直義兄弟の敵となって吉野に追われたあとは、足利尊氏・直義兄弟、それに加え北朝の皇族たちからも、尊敬をうけている。すなわち、敵味方の関係なく、国を治めようとしていたすべての人びとから信任を受けていたことがわかる。 国師は、六〇歳から「出世」(禅僧として表舞台に出た)の生活に入り、これらの多くの国を治めようとする指導者たちの指導にあたったのである。おそらくは、この乱世を一日も早く平穏無事な世とし、万民が静かに暮らすことのできる世の中を築くことを念願しての出世であったと思われる。そのためには、禅の教えを少しでも広めることが絶対不可欠である、との固い信念に基づくものであろう。 ー 60ページ

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2020/08/17

庭には全く興味がなかったが、禅の思想に簡単に触れられたのは良かった。後半は庭作りに関しての記述。 鈯斧→好児は爺の財を受けず→一人前の子供は、親の財産をあてにしない。 麝香鹿がいれば、自然に香るのは当然のことだ。その香(徳のある人)に人が集まってくるのは当然のことだ。 混迷...

庭には全く興味がなかったが、禅の思想に簡単に触れられたのは良かった。後半は庭作りに関しての記述。 鈯斧→好児は爺の財を受けず→一人前の子供は、親の財産をあてにしない。 麝香鹿がいれば、自然に香るのは当然のことだ。その香(徳のある人)に人が集まってくるのは当然のことだ。 混迷した世に生きる人々は憎しみに親しみ、敵を味方と言う相対立した2次元的な物事を捉え方をしている。それを超越した真に心穏やかに暮らすことのできる懴悔をすすめた。すなわちこれまで憎しみを持って戦ってきた敵を、手厚く供養し、自らの行いを懺悔することにより、逆縁転じて順縁となると説き、災いも福もその源は同じところから来ているものであるから憎しみも親しみも全く同一のものであると説く。 禅の原点「無」の思想 無とは心の中の事を扱う言葉。心の中にある固定観念、あるいは自分を縛っているものから解放されることと考えられている。 釈迦の「無常無我」の教えの上に成り立っている。人間の苦しみは無常無我を自覚しないところにある。このような無意識のうちに自分自身や周りのものが永久に変わらないことを期待するところから迷い、苦しみが始まる。その期待が破られた時に人は悩み苦しむ。これが人生苦である。 さらに発展したのが「空」の思想(大乗仏教の根幹) すべてのものはお互いに影響しあい相依相関の関係において成り立っている。自分が幸せでありたいと願えば、他人も幸せでなければならない。そのために尽くすことが、そのまま自分の幸せつながると言う考え方。 気がつかない内に社会のしがらみによって自分を縛り、苦しめている「とらわれ」から離れて、心の自由を得る。ただひたすらに今を生きること。すなわちあるがままをそのまま受け入れて今を生きる、これが禅の説く「無」である。自ら在ることの自由であり、何かから逃れることの自由ではない。

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