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日露戦争 勝利のあとの誤算 文春新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 2005/10/20 |
JAN | 9784166604739 |
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日露戦争 勝利のあとの誤算
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日露戦争 勝利のあとの誤算
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商品レビュー
3.8
7件のお客様レビュー
日本史上、初めてナショナリズムが「発露」されたのが日比谷焼き討ち事件だろう。その事件を中心として政府とマスコミのある種の「共犯関係」により民衆が扇動されていく社会情勢を描いており、これまでにあまりなかったノンフィクションライターらしい作品で、中々読み応えがある。この歴史的事件が現...
日本史上、初めてナショナリズムが「発露」されたのが日比谷焼き討ち事件だろう。その事件を中心として政府とマスコミのある種の「共犯関係」により民衆が扇動されていく社会情勢を描いており、これまでにあまりなかったノンフィクションライターらしい作品で、中々読み応えがある。この歴史的事件が現代に示唆するものは多岐にわたることをあらためて思い知らされる。
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2005年の発行の本とは思えない。 日記や、手記からの史料引用は私にとっては真新しいものだった。 日露戦争を考え、伝える1つの参考図書になった。
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- ネタバレ
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2005年刊。勝利とは程遠い日露戦争(露領は戦場にならず、ようやく五分にした感じ)。しかし、その痛い現実は国民に知らされることはなく、ジャーナリズムは仮想の勝利を煽り、講和条約反対の騒擾にまで至ったが、しかしその後、国民は醒めていった。具体的には、講和条約→日比谷焼打ち事件→全国展開→戒厳令→騒擾収束と陸軍ら凱旋に対する国民的大歓迎へと展開するが、それはわずか数か月期間内の変遷。その具体的模様を、当時の新聞・日記等から、かなり詳細に引用。事実経過が細かく具体的、特に日比谷焼打ち事件が、というのが第一印象。 ①桂が、右翼団体を利用し、国民へのガス抜きのために騒擾化させたが、思いがけず広範かつ兇徒化した点(桂首謀者説)と、②新聞社への国家権力による圧力の実情(戦前期の報道の不自由の実相)が目を引く情報。
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