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ブレンダと呼ばれた少年 性が歪められた時、何が起きたのか
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ブレンダと呼ばれた少年 性が歪められた時、何が起きたのか

ジョン・コラピント(著者), 村井智之(訳者)

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ブレンダと呼ばれた少年 性が歪められた時、何が起きたのか

定価 ¥1,760

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 扶桑社
発売年月日 2005/05/30
JAN 9784594049584

ブレンダと呼ばれた少年

¥1,595

商品レビュー

3.7

7件のお客様レビュー

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2020/10/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中野信子さんのインタビューの中で、この本が紹介されており、興味を持ち読んだ。 内容は衝撃的なものだった。寝る前に読み始め、ページを進める手を止めるのに苦労した。興奮と怒りで、寝入りも悪かった…。 とにかく、ジョンマネー氏の自分の説に現実を強引に沿わそうとする、傲慢で自己中心的なやり方に憤りが止まらなかった。ブレンダ、後のデイヴィッドの幼少期を自分と思って想像するだけで、苦しくてたまらない。自分の身に何が起こったのか不明なまま、まだ物事を客観的に整理するのは困難な幼少期に、あのような体験をするなんて、本当に恐ろしいことだ。 この本が、最初に訳され発売された当時には存命だったデイヴィッドが、再販されたときには自殺しており、訳者の方が残念な思いを綴っておられ、その事実もとてもショックだった。最後、デイヴィッドは前向きに人生を歩んでいる様子だったから…。 でも、どんな苦境に立たされても、未来を良い方向へと導きこうとする人間の底力にとても、心を突き動かされました。

Posted by ブクログ

2020/06/07

養育によって男女のジェンダー的役割を決定付けることができる、という推論があるが、子どもたちが人間的な役割における柔軟性と適応性を発揮できることに目を向けるべきである。 出生前の胎児の血液中のホルモンが、性の分化に影響を与えうる。 人間は特定の性として自己を認識する生来の傾向があ...

養育によって男女のジェンダー的役割を決定付けることができる、という推論があるが、子どもたちが人間的な役割における柔軟性と適応性を発揮できることに目を向けるべきである。 出生前の胎児の血液中のホルモンが、性の分化に影響を与えうる。 人間は特定の性として自己を認識する生来の傾向がある。ペニスを失った男性が例え生活を女の子らしくしていたとしても、自らを男性だと自己認識する傾向がある。これは染色体に特徴的なパターンがあるためだ。 同性愛者も染色体に特徴的なパターンがある。 ひとりの人間が健康的でしっかりとしたジェンダー・アイデンティティを形成する上では、意外にも性器の状態はさほど重要な役割を果たしていない。それは自信に満ちた自己像を形成する上でも同様である。 結局、自分の性の決定について大切なことは、「自分が何者であるか」「自分はどうありたいか」という「自我」の力なのである。それは性器の有無とは無関係であり、たとえ「50%男性/女性」であったとしても、「自分とは何か」を見出した人々の人生は明るく自信に満ちたものとなる。 半陰陽の子供の手術は、子どもが自分の意志を明確に表現できる年齢になるまで待つべきだ。

Posted by ブクログ

2016/02/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 実録のせいか、決して読みやすい本では無かったと記憶しています。  読書中、マネー教授に腹が立って腹が立って仕方がなかったです。更に読書後、気になってウィキペディアで調べたら、この双子はふたりとも自殺という結末を迎えたことを知り、涙が止まりませんでした。  現在日本では、ジェンダーに関する授業では必ず「悲劇の失敗例」として、この双子の話を習うそうです。どうかこの話は(個人名などは別として)どんどん啓蒙して、同じ悲劇を二度と繰り返さないようにして頂きたいものです。

Posted by ブクログ

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