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恐るべき旅路 火星探査機「のぞみ」のたどった12年
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日ソノラマ/ |
発売年月日 | 2005/05/30 |
JAN | 9784257037002 |
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恐るべき旅路
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商品レビュー
4.1
8件のお客様レビュー
「はやぶさ」より前,失敗に終わった日本初の惑星探査機があった。その構想から開発,延期の末の打上,トラブルからの軌道修正,運用停止まで。 松浦氏らしく,技術と人,社会の三者を絡めて鮮やかに描いていて,読み物として面白い。火星に届くことは届いたけれど周回軌道への投入は断念,ミッション...
「はやぶさ」より前,失敗に終わった日本初の惑星探査機があった。その構想から開発,延期の末の打上,トラブルからの軌道修正,運用停止まで。 松浦氏らしく,技術と人,社会の三者を絡めて鮮やかに描いていて,読み物として面白い。火星に届くことは届いたけれど周回軌道への投入は断念,ミッションは失敗だったとはいえ,いくつかの観測はなされたし,長い旅路で得られた技術的知見は「はやぶさ」にも活かされた。今後の探査機にも活かされていくだろう。 本書でも,分かりやすい説明を求めるマスコミに苦言を呈しているが,「何億円無駄にしたのか」といった安易な批判は不毛だ。こういうチャレンジの積み重ねに意味がある。もちろん国民による適切な監視は必要だ。著者も指摘するように,敗色濃厚になってからの「のぞみ」には情報公開の点で難があった。そういった問題点を克服してより実のある宇宙開発につなげていくことが大切。
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ライターが書いたにしてはかなり読みづらい。技術、歴史的経緯の瑣末を盛り込み過ぎ。 小説を書くくらいのつもりで書いたほうが読み物として良くなったと思う。 思い入れのある第3者と考えると「はやぶささん」は白眉である。併せて読むべし。
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本書が書かれた時点で、「はやぶさ」は旅の途中、「あかつき」の打ち上げはまだまだ先の話。 一方、読者としての私は「はやぶさ」の結末や「あかつき」の途中経過がわかっている。 そういう今だからこそ、本書で語られる「のぞみ」の経験が「はやぶさ」に生かされたこと、「あかつき」の状況など、過...
本書が書かれた時点で、「はやぶさ」は旅の途中、「あかつき」の打ち上げはまだまだ先の話。 一方、読者としての私は「はやぶさ」の結末や「あかつき」の途中経過がわかっている。 そういう今だからこそ、本書で語られる「のぞみ」の経験が「はやぶさ」に生かされたこと、「あかつき」の状況など、過去と未来に思いを馳せながら読むことができる。 多くの人に読んでもらいたい良書。
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