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炉辺夜話 日本人のくらしと文化
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2005/05/30 |
JAN | 9784309224299 |
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炉辺夜話
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商品レビュー
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4件のお客様レビュー
著者の晩年にあたる時期の講演録。のっけから「古いことを大事にしていくのが伝統だとお考えになっておられる方が多いのではないかと思いますが、伝統とはそういうものではなくて、自分の生活をどのように守り、それを発展させていくか、いったか、その人間的なエネルギーを指しているものであろうと思...
著者の晩年にあたる時期の講演録。のっけから「古いことを大事にしていくのが伝統だとお考えになっておられる方が多いのではないかと思いますが、伝統とはそういうものではなくて、自分の生活をどのように守り、それを発展させていくか、いったか、その人間的なエネルギーを指しているものであろうと思うのです。」と熱い。青森の聴衆たちにこうも言う。「もうこれから先は泣きごとはいわないことにしようではありませんか。青森はとにかく僻地でございます、というようなことは一切言わない。」 他にも離島の振興策など、こんな話もしていたのだなの感あり。
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講演の口述筆記を集めたもののようだ。 話は面白いのだけど、頭に情報が雑多に入ってきたみたいで、本を閉じたあとで、はて、何が書いてあったっけ、と思う。 たぶんこれは、民具を集めた状態なのだろう。 それを例えば、「民具は単純なものから複雑なものへと進化していった」とか「資本と労働...
講演の口述筆記を集めたもののようだ。 話は面白いのだけど、頭に情報が雑多に入ってきたみたいで、本を閉じたあとで、はて、何が書いてあったっけ、と思う。 たぶんこれは、民具を集めた状態なのだろう。 それを例えば、「民具は単純なものから複雑なものへと進化していった」とか「資本と労働が集積するに従って、より大規模に、より非人道的な仕組みに変化した」とか、物語を与えてやれば、私はすんなり理解したのだろうし、読み終わったあとに「なるほど社会は生産性の低い状態から高い状態へと進化していくものであり、この進化はこの先も続くものであり、これこそ科学的ナントカ主義である」などと、分かったような気分になれたのだろう。 などと皮肉に書いてみたが、わからないならわからないなりに、ただ読み込むというのはがいいのだろうな。 昔の自分に言ってやりたいよ。
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やっと読み終えました。講演をそのまま収録した本で文章は読みやすいものなのですが、途中ページをめくる手が滞りがちになったのは、論題が「離島における産業振興について」とかだったから…。さすがにそれは。 他の部分はさくさくと。知らなかったことを知るのが純粋に楽しいです。 狩猟生...
やっと読み終えました。講演をそのまま収録した本で文章は読みやすいものなのですが、途中ページをめくる手が滞りがちになったのは、論題が「離島における産業振興について」とかだったから…。さすがにそれは。 他の部分はさくさくと。知らなかったことを知るのが純粋に楽しいです。 狩猟生活から稲作生活に移行する過程で、祭における神への供物も血から水へ変わっていったとか。 日本の南端と北端に大昔から意外に交流があったとか。遠く離れた北と南に同じ方言や風習が残るのは、中央から同心円状に新しい風習が広まっていったせいで、端っこに古いものが残っている…みたいな説明をされた覚えがあるんですけど、そればかりとも限らないんですねー。 あと、京都というのは大阪方面と行き来するには街道ひとつしかなくて、有名な鯖街道をあげるまでもなく、北との流通が主だったとか…。 「へーえ、ほーお!いわれてみればそだねー!!」 とアホの子みたいな反応しかできないのが恥ずかしいのですが。 でも、へー!そーなんだぁ。 あ、それから。講演でお話されたそのものを収録されてるんですね。この先生山口の出身らしくて、口調が吉田松陰先生といっしょなんであります。
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