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月性 人間到る処青山有り ミネルヴァ日本評伝選
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月性 人間到る処青山有り ミネルヴァ日本評伝選

海原徹(著者)

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月性 人間到る処青山有り ミネルヴァ日本評伝選

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ミネルヴァ書房
発売年月日 2005/09/10
JAN 9784623044252

月性

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2012/04/30

本書は、月性(げっしょう:1817~1858)という吉田松陰に影響を与えた、幕末期の勤皇僧の足跡を研究したものです。 ★★★ 月性は、次の漢詩を書いたことで知られています。  男児立志出郷関  学若無成不復還  埋骨何期墳墓地  人間到処有青山 最後の行の、「人間到...

本書は、月性(げっしょう:1817~1858)という吉田松陰に影響を与えた、幕末期の勤皇僧の足跡を研究したものです。 ★★★ 月性は、次の漢詩を書いたことで知られています。  男児立志出郷関  学若無成不復還  埋骨何期墳墓地  人間到処有青山 最後の行の、「人間到る処青山有り」(じんかんいたるところせいざんあり)は聞いたことがあると思います。 この詩は、「男児出関の詩」と呼ばれることが多いのですが、正しくは「将東遊題壁(まさにとうゆうせんとしてへきにだいす)」というタイトルで、すべて書き下し分にするとこうなるそうです。  男児志を立てて郷関を出ず、学若(も)し成る無くんば復(ま)た還らず。  骨を埋むる何ぞ期せんや墳墓(ふんぼ)の地、人間到る処青山有り 無名の若者が志を立てて故郷を後にし、身を立てて名を揚げなければ再びこの地を踏ないという決心をするという詩です。 骨を埋める地をどうして決めなければならないのだろう、世の中にはどこにだって自分の骨を埋めるくらいの青々とした山はあるのだからと、「弱気になるな。くじけるな」と自分の気持ちを奮い立たせているところが良いです。 昔からこの漢詩が好きだったのですが、作者の名前を知ったのはつい先日で、興味をもって読みました。 正直に言って、42歳という若さで亡くなった月性ですから、この漢詩の他に取り立ててすごいエピソードがあるわけではありませんが、逆に言って、この漢詩が奇兵隊をいかに奮い立たせたかと考えると言葉のチカラというものを感じます。 ★★★ 4月は、学年が上がったり、就職したり、職場が変わったりといろいろ大変ですが「人間到る処青山有り」という気概で乗り切っていきましょう。

Posted by ブクログ

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