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なぜ日本人は日本語が話せるのか 「ことば学」20話
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なぜ日本人は日本語が話せるのか 「ことば学」20話

今井邦彦(著者)

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なぜ日本人は日本語が話せるのか 「ことば学」20話

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 大修館書店/
発売年月日 2004/03/15
JAN 9784469221657

なぜ日本人は日本語が話せるのか

¥550

商品レビュー

3.5

4件のお客様レビュー

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2018/12/22

この本、誤植多すぎ…。 言葉についての書籍で、誤植が多いのは致命的。 自分がわかる範囲での誤植は、何とか自分で拾うとしても、わからない範囲の誤植は、もはや手の施しようがない…。 また、タイトルも不適切かと。 著者が、いろんなところに書いた文章(ことばにまつわる文章)を集...

この本、誤植多すぎ…。 言葉についての書籍で、誤植が多いのは致命的。 自分がわかる範囲での誤植は、何とか自分で拾うとしても、わからない範囲の誤植は、もはや手の施しようがない…。 また、タイトルも不適切かと。 著者が、いろんなところに書いた文章(ことばにまつわる文章)を集めたものなので、必ずしも一貫性が保たれているわけではなく、論理的あるいは意図的な並びにもなっていないように見えます。 しかも、著者は、英語の研究者であり、日本語は専門外…。 たまたま、今回収録された文章のうちの1つのタイトルが、「なぜ日本人は日本語が話せるのか」だっただけであり、しかも、その文章を読んでも、「なぜ日本人は日本語が話せるのか」の理由は納得できないままでした(著者は、自信満々で、「なぜ日本人は日本語が話せるのか」が理解できるはず、に近いことを書いていますが…)。 というわけで、いろんな意味で残念な本でした。 著者の今井邦彦さんが何者であるかを知らない人は、手に取らないのが無難。

Posted by ブクログ

2018/11/17

言語学の読み物として傑作です。 話の脈略がズタズタになりがちな雑学本がぼくは苦手。 冒頭の「20篇からなる随筆」と筆者が言い始めたとき、しまったツマラナイものかもしれない!と思ってしまったが、杞憂。 筆者の少し意地悪で粋な性格がこんなにも滲み出る言語学本は珍しく、おかげで楽し...

言語学の読み物として傑作です。 話の脈略がズタズタになりがちな雑学本がぼくは苦手。 冒頭の「20篇からなる随筆」と筆者が言い始めたとき、しまったツマラナイものかもしれない!と思ってしまったが、杞憂。 筆者の少し意地悪で粋な性格がこんなにも滲み出る言語学本は珍しく、おかげで楽しく読める。 言語学に明るい方には、読み物として、そうでない方には入門本としてオススメです。

Posted by ブクログ

2012/07/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「なぜ日本人は日本語が話せるのか」、つまり、「なぜ母語学習が自然に行われるか」という問いに、「まわり中で日本語を話しているのを聞いて真似しているうちに覚えたから」という仮説は誤っていると本書は述べている。なぜなら、言い間違いや非文が日常に溢れているにも関わらず、それらを示されると、間違っていると認識できるからだ。これは、日本語習得過程で言い間違いや非文を「真似しなかった」ことを意味する。つまり、「真似しているうちに覚える」というのは母語習得の説明にはならないと筆者は言う。 チョムスキーという言語学者が「人間には普遍分法が生まれながらに備わっている」という仮説を提唱し、今はほとんどの言語学者がこの説を受け入れているとある。論理はこうだ。たとえば、私達は皆、視覚器官を備えて生まれてくる。ただ生まれたては何も見えず、そのうち明暗の区別がつき、やがては色彩・形状・遠近などを見分ける。この過程の赤ちゃんが周囲の真似をしたり、何かを覚えたりしているはずがない。同じように、人間が「言語器官」を持って生まれてくるのであれば、母語習得が驚異的な確立で行われるのは不思議ではなくなる。

Posted by ブクログ

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