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アグリーガール
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アグリーガール

ジョイス・キャロル・オーツ(著者), 神戸万知(訳者)

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アグリーガール

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 理論社/
発売年月日 2004/05/01
JAN 9784652077412

アグリーガール

¥220

商品レビュー

3.6

10件のお客様レビュー

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2026/01/31

ロッキーリバー高校の授業中に、いきなり私服刑事が現れた。任意同行の形で警察に連れて行かれたマシュー・ドナヒー(マット)は、学校爆破の疑いをかけられてしまう。今までの友人達がそっぽを向き、校長先生までおたおたする中、ただ一人彼を庇ってくれたのが、自分をアグリー・ガール(みにくいオン...

ロッキーリバー高校の授業中に、いきなり私服刑事が現れた。任意同行の形で警察に連れて行かれたマシュー・ドナヒー(マット)は、学校爆破の疑いをかけられてしまう。今までの友人達がそっぽを向き、校長先生までおたおたする中、ただ一人彼を庇ってくれたのが、自分をアグリー・ガール(みにくいオンナの子)と呼ぶアーシュラ・リグスだった。 表紙でも挿絵でも冴えない女の子風に描かれているアグリー・ガールだが、描写から窺い知る限りではそうは見えない。いわゆる「女っぽい」タイプではないだけで、ボーイッシュで、頭の切れる少女が浮かんでくる。バレエを習う妹を溺愛する母親や、あまり家に寄り付かない会社重役の父、そして友人という第三者の反応から、彼女が自分をマイナス評価している故の呼び名だろう。更に自分の中には臆病な部分があり、それをアーシュラ・リグスという別人格で呼んでいる。この二つの人格のうち、前者は周囲の評価は低いけど自分は楽、後者はその逆。両者のバランスが取れていないため、アーシュラは居心地が悪い日々を送っている。 だいたい人は、自分を肯定評価するか、否定評価するかで分かれるものだが、アーシュラが後者で、マットはその反対だ。 「ビッグ・マウス」の綽名の通り、マットは大口を叩く所があるけれど、誰からも好かれる人気者で、自分もそれを十分認識している。つまり他人の評価と自分の評価のバランスがうまく取れている。  片や学校の人気者、片や孤高の人。このまま行けば、交わる事の無かったまるで正反対の二人が、マットが他者と自分の評価のぐらつきに悩まされるきっかけとなった逮捕事件で、心を寄せあってゆくようになる。物語はマットとアーシュラ交互の立場から、一人称-時には三人称-で綴られる。とりわけ賢いアーシュラは、辛辣にして鋭いコメントを残す。  彼女に比べると、突然降って湧いた災難に戸惑うマットはいかにも線が細い。けれど強いアーシュラにも意外な面がある。いかにもクールなイメージのアーシュラが、相手が自分の事を怒ってるんじゃないかと悶々としたり、メールが立続けに来て照れる様子は、「くー、これぞ青春!初々しい!」と何だかむずがゆくなる。また、自分を支持してくれるたった一人のアーシュラに向かって、立続けにメールを送ってしまうマット(メールなので送信日時が出るのだ)だって、アーシュラに負けず劣らずかわゆい。困難からの回復力が強い若者達の青春は、いつか来た道を思い出させて、くすぐったいやら、微笑ましいやら。こんな若者心理を初めて書いたなんて、とても信じられない著者は、アメリカでは何度もノ-ベル賞候補にあがる作家だそうだ。

Posted by ブクログ

2020/12/26

YAの名作とされているだけあって、面白かった。 冒頭の事件描写から、ぐいぐい引き込まれていった。 アグリーガールを作り出して、毅然としながら、裏にはたくさんの迷いを抱えているアーシュラが素敵で愛おしくて、この自意識との闘いは、とても好感が持てる。 そして、冤罪から生じる世間という...

YAの名作とされているだけあって、面白かった。 冒頭の事件描写から、ぐいぐい引き込まれていった。 アグリーガールを作り出して、毅然としながら、裏にはたくさんの迷いを抱えているアーシュラが素敵で愛おしくて、この自意識との闘いは、とても好感が持てる。 そして、冤罪から生じる世間というものの恐ろしさ。 子どもの世界も大人の世界も、何も変わらないのだ。 なんて濃密な冬の三ヶ月。結構ハードな内容なのに、家族、友情、恋愛も押さえて、ちゃんとエンタメになっている。

Posted by ブクログ

2013/04/27

「アグリーガール」っていうのは主人公の高校生アーシュラが「スーパーガール」や「キャットウーマン」みたいに超人的能力を持つヒロインをイメージして自分を呼ぶ名前。ホントのアーシュラは繊細で優しい子。でも自分の弱さを隠すように「アグリーガール」としてふるまっている。 もう一人の主人公マ...

「アグリーガール」っていうのは主人公の高校生アーシュラが「スーパーガール」や「キャットウーマン」みたいに超人的能力を持つヒロインをイメージして自分を呼ぶ名前。ホントのアーシュラは繊細で優しい子。でも自分の弱さを隠すように「アグリーガール」としてふるまっている。 もう一人の主人公マットは賢くリーダーシップもある人気者だが爆弾犯の疑いをかけられて、自分の弱さ、人の偽善に気づく。 マットを救う「アグリーガール」のかっこいいこと。 理性的で、人に左右されず、自分が正しいと思うことをする勇気がある。 背が高くて(ガタイがいいって感じ)、お金持ちで、運動神経もいい。でも、彼女の弱さが読み手に伝わるから、厭な気持にならない。 マットとアーシュラを応援したくなる。 高校の爆破、訴訟、10代でピル飲んだり、車で同級生の家に乗りつけるなど、日本の高校生とは全然違う。偏った思想を持つ宗教家もいたりしてアメリカの問題をリアルに感じさせる。 変な絵で損してる本。 図書館YAコーナーにあってもだれも読んでない(スリップが入ってた)。 こんなに面白いのにもったいない。 高校生以上に読んでほしい。

Posted by ブクログ

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