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カレル・チャペックのごあいさつ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青土社/ |
発売年月日 | 2004/06/10 |
JAN | 9784791761203 |
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カレル・チャペックのごあいさつ
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商品レビュー
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3件のお客様レビュー
ブク友さんにお勧めいただいた本です。ありがとうございます。 カレル・チャペックの新聞コラム集。1921年から1938年のものから。 街の人々を和ます陽気な車掌さんのことや、戦争が終わり子供たちが増える様子の喜び、郵便(手紙)を待つ気持ち、そして虚栄に聞かざる人たちや、美術品軽視...
ブク友さんにお勧めいただいた本です。ありがとうございます。 カレル・チャペックの新聞コラム集。1921年から1938年のものから。 街の人々を和ます陽気な車掌さんのことや、戦争が終わり子供たちが増える様子の喜び、郵便(手紙)を待つ気持ち、そして虚栄に聞かざる人たちや、美術品軽視への不安、政治やイデオロギーのことなど、人々の日常に身近な事柄が柔らかい語り口で書かれている。 チャペック自身は主義主張もあると思うのですが、それらもさり気なく柔らかく表記されている印象。 人々の虚栄への皮肉を書いたコラムはどうやら”炎上”したらしく、その次のコラムでなぜそのように書いたかなどが語られる。これは「人々の情熱をけしかけた意図はあった」「だがそれは他人へ攻撃させるためではなく、自分自身への気づきのため」「お金をたくさん持つことは良いが、それは他人を追いやらないため」と続く。この読者への反論というか追加の文章は、最初から意見をしっかり持ち、攻撃されても言葉で返せる人のしっかりした気持ちを感じた。 第一次世界大戦終了から第二次大戦の影響を感じる時期に執筆されたコラム集だが、表題にもなっている『ごあいさつ』では「いまは国と国が遠くなったけれど、あなたは本当はごあいさつがしたいんでしょう?」と、政治的危険とは違う人々の互いを思う心に希望を呼びかけている。
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基本的にチャペックのエッセイはおもしろい。 p105-126までのレビューを載せます。 p105 私が言わんとしているのは、いわゆる本の危機は単に読者が少ないというだけでなく、出版物の過剰にも問題があるということなのです。 p111 書籍市場の低迷はもちろん文化の危機です。し...
基本的にチャペックのエッセイはおもしろい。 p105-126までのレビューを載せます。 p105 私が言わんとしているのは、いわゆる本の危機は単に読者が少ないというだけでなく、出版物の過剰にも問題があるということなのです。 p111 書籍市場の低迷はもちろん文化の危機です。しかし書籍生産の低下は危機でもなければ、危機なはずもありません。 p115 私たちは「ぼやき民族」です。通常、私たちが人に会うのは、ただお互いにひどい状態にあることを嘆きあうためです。そのくせ、相手の具合がどうなのかまったく興味などないのです。これはイギリス人が天気のことを話すときのような、もはや一種の決まり文句になっているのですね。 p118 自分に無関係なことや、ろくに知りもしないことについてペチャクチャやるのは人間たちだけです。 p122 「犬は独りのときは絶対に独りでは遊ばない」 この点について私は十分に観察しましたので、ほとんど権威的確信をもって断言することができます。
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チェコの国民的作家カレル・チャペックのエッセイ集。 100年以上前に生まれた作家のエッセイですが、いま読んでも古さを全然感じさせません。 視点が鋭くユーモアに満ちていて、「なるほど」と思わせること請け合いです。
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