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アナーキズム 名著でたどる日本思想入門 ちくま新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 2004/05/10 |
JAN | 9784480061744 |
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アナーキズム
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アナーキズム
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商品レビュー
3.6
10件のお客様レビュー
アナーキズムを、様々…
アナーキズムを、様々な本を紹介しながら見ていこうという本。僕としてはかなり面白かったし表面をなぞるくらいの勉強にはなった。
文庫OFF
宮崎哲弥『新書365冊』(朝日新書)と松岡正剛「千夜千冊」の紹介をきっかけに読んでみた。本書が素晴らしいのは、読書ノートと索引が充実してるところだ。新書本であるのにもかかわらず、各章ごとに、関連する書籍を多数案内してくれたり、本書で登場した用語と人物名のページをくまなく載せたり...
宮崎哲弥『新書365冊』(朝日新書)と松岡正剛「千夜千冊」の紹介をきっかけに読んでみた。本書が素晴らしいのは、読書ノートと索引が充実してるところだ。新書本であるのにもかかわらず、各章ごとに、関連する書籍を多数案内してくれたり、本書で登場した用語と人物名のページをくまなく載せたりと、著者の誠実ぶりに感銘を受けた。では肝心の内容はどうであるかというと、こちらも「アナーキズム」の知識が体系的にまとまっており、今回初めて知ったものが多かったため、内容的に満足のいくものであった。はじめにアナーキズムの定義を記述し、次にこの概念と関連する人物像の経歴と影響力を、最後に現代(といっても本書は2004年出版であるが)におけるアナーキズムの意義を考察して本書を締めくくる。そのなかでも興味深かったのが終章である。これは、近代以降に誕生した概念(例えば、自律的な個人、強い自我など)を改めて見直し、それ以前の時代では当たり前であった自給自足、相互扶助、共同体などに再注目する。近代以降に発生したさまざまな弊害を考える際、上記のような価値観を今一度振り返って、そこから何か得られるものがあるのではないだろうか。
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2004年刊行。早稲田・法政両大学講師。「農村青年社事件」から(しかし、本書に該事件は殆ど書かれていない)。◆大杉栄を端緒としつつ、日本のアナーキズムに関連する人物について、参考文献と共に評伝する。本筋に関係するか?だが、大杉栄を国定忠治に準えるのは、事の真偽はともかく、吹き出してしまった。つまり、組織を形成しないで社会生活を営むことができるのか(できるはずがない)という問いに対し、国定忠治の如き、任侠的な善悪を呑み込める魅力的人物なら支配やコントロールを感じさせずに心服させうるという隠喩的な回答なのだ。 当然、大杉栄の魅力ばかりが伝わってくる。◆まあ、共産主義⇔資本主義という対立軸とは位相を異にするアナーキズムの簡明な整理にはなかったか。◆しかし、マゾーン編や映画版銀河鉄道999のキャプテン・ハーロックを持ち出して説明したのは、これまた吹き出した(悪い意味ではないよ)。
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