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映画行脚
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社/ |
発売年月日 | 2004/05/10 |
JAN | 9784309016320 |
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映画行脚
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女性的で自然体な神戸っ子 淀川長治と、男性的で構え重視の江戸っ子 池波正太郎。 生まれも性格も異なる巨匠二人からどんな談義が飛び出すか。 映画で結ばれた二人の映画談義。 二人は映画を介し急速に親しくなり、後に冷めていったそうだが、 さもありなん。 始めは年長者に気を使っていた池...
女性的で自然体な神戸っ子 淀川長治と、男性的で構え重視の江戸っ子 池波正太郎。 生まれも性格も異なる巨匠二人からどんな談義が飛び出すか。 映画で結ばれた二人の映画談義。 二人は映画を介し急速に親しくなり、後に冷めていったそうだが、 さもありなん。 始めは年長者に気を使っていた池波が、常に自然体で言いたい放題の淀川に対し、 徐々にタメ口になり、不快感を表し、呆れていく様が、対談から感じられる。 8歳9歳の頃から映画を観続ける二人は、映画知識が大変豊富で、 “俺はここまで知ってる大会”の様相を呈することもあるが、 淀川が池波を挑発したりで娯楽性を保つ。 二人とも映画には幼少時の“親・家族との絆”のようなものがあるようで、 映画への執着と愛情が感じられた。 兎に角「フェリーニのアマルコルド」が二人のお勧めで、 フェリーニの描くイタリアからは、昔の日本の下町の空気感が感じられるとのこと。 山田洋次監督との鼎談では、 ハッピーエンド談義「ラストに“救い”があるから、人は映画を観に行く」と、 主役の登場の間合談義が面白かった。 ※イタツキ→天気予報→秋葉の火祭→大変だ→主役登場「待ってました!」 いつも長屋の大家さんのような池波正太郎が、 年上の淀川長治相手に珍しく“らしさ”を発揮できない感じが 珍しくもあり面白い対談でした。
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この二人の対談はおもしろく絡み合ってよい。 「もう時間ですよ」と誰も止めなければ、 いつまでも大好きな映画の話をしていそう。
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