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橋田信介という生き方
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橋田信介という生き方

黒田龍彦(著者)

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橋田信介という生き方

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 飛鳥新社/
発売年月日 2004/09/07
JAN 9784870316379

橋田信介という生き方

¥220

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2012/11/20

イラクの少年を日本に連れて来ようとしていた。イラク戦争時、 米軍の砲撃が原因で少年は目を負傷していた。その目を日本で 治療する為に。 それなのに…。 ニュースがもたらされたのは2004年5月。「日本人ジャーナリスト ふたりが襲撃された」というものだった。まさか、それが橋田氏だ...

イラクの少年を日本に連れて来ようとしていた。イラク戦争時、 米軍の砲撃が原因で少年は目を負傷していた。その目を日本で 治療する為に。 それなのに…。 ニュースがもたらされたのは2004年5月。「日本人ジャーナリスト ふたりが襲撃された」というものだった。まさか、それが橋田氏だと は思わなかった。 ヴェトナム戦争を皮切りに、世界の戦場を駆け巡った日本を代表する 戦場ジャーナリストがイラクで散ってしまうとは。 橋田氏の視線は常に弱者に向けられていた。戦争で一番の犠牲となる のは、場所は変われど常に弱者だ。 そこで起こっていることを伝えたい。その一念で危険を覚悟で乗り 込んで行く。時にカラー・コピーで身分証明書を偽造し、時に ムジャヒディンとして現地へ赴く。 危険だからと行く手を阻む国連兵士に対し、「ナメルな、自分の身は 自分で守る」と言い放ち、国連発行のプレスカードをその目の前で 破り捨てる。 伝えたのは戦争だけではなかった。爆破された大韓航空機の機体引き 揚げのスクープを放ち、北朝鮮の偽ドル事件も追った。 還暦を越え、それでも第一線で活躍したジャーナリストは、一発の銃弾 で倒れた。ほぼ即死状態だったという。 「もし今回の襲撃が、戦闘に巻き込まれたのあれば、彼は逃げられたと 思うんです。今回は狙い撃ちですよね。そうすると、いままでの経験を もってしても、回避できないんですよね」 橋田氏と長年取材を共にして来たパートナーの言葉だ。歴戦の古参兵は、 もうこの世にいないのだな…。残念で堪らないし、今でも橋田氏がいない ことが信じられない。 橋田さん、あなたのように戦場の弱者に優しい視線を向けていた山本 美香さんも逝ってしまいました。 この日本には、あなたや山本さんのようなジャーナリストがまた現れて くれるでしょうか。

Posted by ブクログ

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