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涙と日本人
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涙と日本人

山折哲雄(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本経済新聞社/
発売年月日 2004/08/17
JAN 9784532164768

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商品レビュー

2.5

2件のお客様レビュー

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2022/04/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 日本経済新聞に連載されたものだそうです。山折哲雄「涙と日本人」、2004.8発行。①涙は清らかで美しい排泄物 ②日本人が忘れてきたもの: あきらめること。ひとりになること。③五感を研ぎ澄まし、老いを愉しむ。

Posted by ブクログ

2011/02/12

涙をキーワードに日本人が本来持っているはずの考え方、東洋思想との共通点、西洋の考え方などが、歴史や俳句、筆者自身の体験をもとに書かれている。 特に「個」に対する考え方はなるほどというものがあり、おもしろかった。西洋文化が明治以降流入し、それまでの「ひとり」から「個」が叫ばれる時...

涙をキーワードに日本人が本来持っているはずの考え方、東洋思想との共通点、西洋の考え方などが、歴史や俳句、筆者自身の体験をもとに書かれている。 特に「個」に対する考え方はなるほどというものがあり、おもしろかった。西洋文化が明治以降流入し、それまでの「ひとり」から「個」が叫ばれる時代へと変化した。しかし、日本人にはその「ひとり」という素晴らしい文化があり、様々な時代に「ひとり」は好まれ、たびたび俳句や詩歌にも登場した。日本には、中身のあいまいな「個」という言葉以前に、決然たる「ひとり」という言葉が好まれて使われてきたのである。横並びの平等ではない、ましてや比較のコンテクストでもない。たとえば種田山頭火の「鴉鳴いて私もひとり」には、まぎれもなくそこにはひとりで人生と宇宙に対し、ひとりでその出所進退を決意してきたというような強い決意が感じられる。 僕もひとりという言葉を大事にしていきたいと思った。

Posted by ブクログ

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