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アジアの隼(上) 長編国際経済小説 祥伝社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 祥伝社/ |
発売年月日 | 2004/10/20 |
JAN | 9784396331870 |
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アジアの隼(上)
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商品レビュー
3.9
8件のお客様レビュー
1990年代の中盤、ベトナムがドイモイ政策に舵を切って外国資本が流れ込みつつある頃を舞台にバブルで弱体化した日本長期債券銀行の社員が現地法人設立に奔走する姿が描かれている。ハノイはおろか、ベトナムすら行ったことがないので本書に描かれている当時のベトナムの様子が新鮮であり、凡そ20...
1990年代の中盤、ベトナムがドイモイ政策に舵を切って外国資本が流れ込みつつある頃を舞台にバブルで弱体化した日本長期債券銀行の社員が現地法人設立に奔走する姿が描かれている。ハノイはおろか、ベトナムすら行ったことがないので本書に描かれている当時のベトナムの様子が新鮮であり、凡そ20年後の現在のベトナムの状況から考えられない苦戦を先人達はしていたんだなぁと感心する。残念なのは、本書のテーマである邦人フロンティアの苦闘とビックディールであるエネルベトナムの発電所入札に関わる私怨も含めた米国銀行との苛烈な競争がサブストーリーに紛れて掴みにくくなり、入込みにくくなってしまっている。
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1990年代後半のアジアビジネスの熱狂と衰退を描いた一作。香港の証券会社ペレグリンや長銀の破綻までの経緯、ベトナムの発電所プロジェクトにおける日本人ビジネスマンの苦闘、等が圧倒的な表現力により描かれており、何度読んでも面白いです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ドイモイで開放政策が始まった頃のベトナム。 貧困と不衛生。まるでインド。 役人の汚職。旧共産国家ではよくある話。 十分な根回しは日本でも有効。世界共通か。 マリトの過去が気になる。 銀行マンの苦悩、国際ファイナンスをしかける緊張、攻防。 実際はもっと泥臭いんだろう。 中国人、韓国人、ベトナム人。ビジネスの貪欲な姿勢。 しかし日本の商社も負けていない。国際プロジェクトへに関与して口銭を取ろうとする。
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