ペルザー家 虐待の連鎖 ヴィレッジブックス

リチャード・ペルザー(著者), 佐竹史子(訳者)

• 販売会社／発売会社: ソニーマガジンズ/
• 発売年月日: 2004/10/20
• JAN: 9784789723701

商品レビュー

2010/01/19

衝撃のノンフィクション!!

[mari]

兄弟の中の「仲間はずれ」だった兄、デイヴ。母からの虐待を一身に受けていた彼に対して、自分もまた加害者として参加していた弟。しかし兄が家を離れた時から、標的は自分へと変わった……。衝撃のノンフィクション。

2025/11/12

母親による虐待のお話でした
著者は最初はそれに加担していたが
のちに虐待される立場になる
母親がアル中だし子供を虐待するのがいけないのだが
子供では何もできなかったんだろう
それでも周りの人たちがなんとかできなかったのだろうか
当時としては無理だったのかな？
とか考えたりもします

2016/05/23

「虐待の連鎖」と聞いて、がっくりとした。
実際 どこのあまたある国でも ある現実だ。気づかれない、見つからない。ただ それだけで、親は子供を殴る、ケロイドにあわせる。精神科がなぜか 小児科にはつくられない。なぜなら 子供は言葉をつくることができないからだ。あまりにも 見過ごされやすい現実ではあるが、それでも子供にとっては それは、「虐待」は彼女・彼等の習慣であり、今を生きなければならない現実なのだ。

習慣が将来をつくる。当たり前じゃないか。
習慣に奇跡が起こらなければ、虐待された彼等はまた 再び自分の人生の中で子供を殴るだろう。蹴り飛ばすだろう。親だって 自分の子供を殴る理由が知りたい。原因は過去にある。そう知ってしまったとき、彼等は虐待された彼等らは、自分の子供の本当の幸福を願えるだろうか。虐待された彼等は 自分の子供を思い涙を流すことができるだろうか。

虐待は、涙はしか生まない。誰かの親になるひとは、知っておく必要がある。

虐待は連鎖するのだ、と。