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マリア・カラス 聖なる怪物
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白水社/ |
発売年月日 | 2004/10/05 |
JAN | 9784560026571 |
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マリア・カラス 聖なる怪物
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商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
伝説の大オペラ歌手がギリシャ人として生まれ、米国で育ち、13歳で天才少女として喝采を受け、21歳でセンセーショナルなデビュー。その後の世界を賞賛と非難の声で埋め尽くしたマリア・カラスの名で誰もが知っている本名マリア・カルゲロプールウ。両親の離婚、母・姉との確執、そしてライバル・レナータ・テバルディとの宿命の対立、スカラ座、メトロポリタンなどの4大劇場での衝撃の公演と、締出された不遇の日。そしてメネギーニとの幸せな結婚生活からオナシスとの運命的な出会いとなったクリスティーネ号での地中海クルーズ。オナシスとジャクリーン夫人の結婚による失意の日々。これほど衝撃的な人生をおくった人も珍しいですが、本当は控えめで知性的な女性だったという著者の主張はカラスの友人ならではの身近な人だからこそ書くことが出来る内容でしょう。確かにカラスにはやや甘いトーンです。一方テバルディとの仲直りは感動的です。天才ゆえの苦しみは女性歌手からだけでなく、カラスへの大喝采の前に霞んでしまったマリオ・デル・モナコ、ディ・ステファーノなどのテノールからも嫉妬を受けたほどの男の嫉妬の醜さも感じました。トスカニーニ、ルキーノ・ヴィスコンティ、W・チャーチル、JFケネディなどの著名人も出てきてとにかく華やかです。カラスの人生だけでなく、なにゆえカラスが最高のオペラ歌手としての名声を勝ち得たのか?評論家たちの賛辞文の数々の引用紹介がそれを十分に語っています。「ノルマ」の代役でのデビュー時(1948年12月)「魅力的な音色をもつ力強く安定した声は、大音量のパッセージでもよく通るだけでなく、静かに歌うべきところではそれに相応しい美しさを帯びている。・・・」そして演技力も驚異的だったのですね。
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マリア・カラスの歌声には魔力があると思っている。 彼女の歌を聴きながら、休日をこの本を読んで潰す時間がなんとも贅沢だ。 生で彼女の歌を聴きたかったと、心から思う。
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