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虫を食べる文化誌
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虫を食べる文化誌

梅谷献二(著者)

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虫を食べる文化誌

定価 ¥2,640

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 創森社/
発売年月日 2004/09/22
JAN 9784883401826

虫を食べる文化誌

¥770

商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

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2023/08/24

☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆ https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA68991964

Posted by ブクログ

2013/10/03

30〜40年後は虫を本格的に食品として活用? ウソのような本当の話し。 ひもとけば、、、虫は今でもれっきとした食料として、確立している。ただただ、我々がそれを見ないようにしてきただけ。 身近な遊びの中にもある昆虫。 さて、どうしましょうか?

Posted by ブクログ

2012/03/21

2012 3/20読了。つくば市立図書館から借りた。 以前から読みたいと思っていた本。 意外にも市立図書館にあることを知り借りてきた。 昆虫の研究者であり、その産業利用や文化誌に興味を持ってきた著者の過去の連載をまとめて加筆・修正したもの。 タイトルは「虫を食べる~」とあるけれ...

2012 3/20読了。つくば市立図書館から借りた。 以前から読みたいと思っていた本。 意外にも市立図書館にあることを知り借りてきた。 昆虫の研究者であり、その産業利用や文化誌に興味を持ってきた著者の過去の連載をまとめて加筆・修正したもの。 タイトルは「虫を食べる~」とあるけれど、実際には3章構成のうち食虫に関わるのは第2章だけで、第1章では虫に関する様々な文化を扱い、第3章ではこれも産業としての、釣り餌に使われる虫(商虫)について扱う。 とはいえ分量の面では第2章がもっとも長く、また面白いのも2・3章。 2章ではアジア圏を中心に食虫文化について、著者自身の取材や聞き書きによるものを広く集める。 本人は産業利用(つまり資源としての食虫の可能性を探る)観点から連載を行なってきたとしているのだけれど、読者から指摘もあったというとおり、どうにもゲテモノ食いの話っぽくなってしまっている場面もちらほら。 これは著者が日本の現在の食文化に慣れている人であり、その感性を失わないまま産業化可能性を考えているので、食べて美味しくないと思ったものは素直にそう書いているせいもあるのかも知れない。 ときどき自分でも食べていないものについて「興味がある人は食べてみては」とか言っちゃうしw もっとも、その著者でも「これは美味しい」と断言し、研究と関係なく食べているというスズメバチと竹虫は実際に美味しいんだろうとも予測がつくけど。 現地でそればっか食べている人の観点で書かれるよりは自分の経験にひきつけやすいかも知れない(逆にそれを食べるのが当然な人の話も読んでみたいが)。 また、ゴキブリ食に関する部分での、ゴキブリが害虫としてここまで毛嫌いされるようになったのは、というかそもそも人家に身近なものとなったのはごく最近、暖房と交通の発達によるもので、それ以前は冬には死ぬしいくら足速くても飛行能力が大したことないゴキブリはここまで広まっていなかった、という指摘は、聞いたことがあるにしても研究者の口から述べられると説得力が大きい。 よく聞く「昔のイギリス人はゴキブリをペーストにして食べていた」という話の紹介もあり、初めてソースをきちんと見た。本当に食べてたんだな。 まあ毒がなくて衛生上の問題がなければ味を気にしなければたいがいの虫は食える、というのはそのとおりなのだろう。 反面、明らかに腐食性だったり糞食だったりする虫は現地の人が食べていても衛生上、注意すべきと指摘しているあたりは、過度に虫食を奨励する態度に比べて好感が持てた。 3章、釣り餌についてはそもそも現に販売されているような虫ですらまず同定しないとなんだかわからない、ってあたりが面白い。 さらにどうやって売るほど採集しているのかわからないという例もたびたび紹介されていて、売り物の釣り餌の世界もたいへん小さい一方で色々と謎が多いのだなあ、とか感じ入ったり。いや売ってる当人たちにとってはなにも謎じゃないんだろうけど。 自分が実際に釣りの時に使っていた餌も紹介されていたりね・・・ラビットの素性とかあまり気にしていなかったがただのサシとはだいぶ違うんだな・・・。 ふだん全然触れない世界の話で面白かった。 イナゴとカイコは食べたことあるので、当面は著者絶賛のスズメバチと竹虫を食べることを目標に据えたい(何の?)。

Posted by ブクログ

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