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「明大前」物語
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 2004/08/25 |
JAN | 9784480814692 |
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「明大前」物語
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終戦の年の9月に父母とともに焼け野原になった明大前駅前に立つところから話は始まります。暑い日で、セミがうるさく、そして著者がアイスキャンディーをねだって買って貰った記憶から。貧しいながらも生き生きとしていた昭和20~30年代の明大前「松栄会」商店街の人々の姿が新鮮です。日本各地にあった情景です。街頭TVに駅前広場は毎日のように黒山の人だかりで、力道山、白井義男を応援する人々。駅前で「和菓子・飯島屋」が舞台になった「君の名は」がロケされたときの地元の盛り上がり、「吉崎石材店」の客間に押しかけてのTV観戦、親父の将棋。東京五輪の際の地元商店の商魂逞しい販売。やや高めの「金メダル定食!」今は失われてしまった日本の情景です。著者は貧しい靴修理工の家に育ち、明大前でスナック経営。そして長野に「信濃デッサン館」「無言館」を建立した一代記です。そして後半になって全く意外な展開が。(伏線はあったのですが)成城に家を構える際の両親の猛反対、そして成城に住む実父・水上勉との出会い。明大前の平凡な歴史と著者のドラマティックな人生に感動と驚きの物語でした。
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