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美しき独断 中城ふみ子全歌集
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商品詳細
内容紹介 | 内容:乳房喪失. 花の原型. 新資料:諸雑誌に既発表の作品 佐々木啓子編. 『花の原型』拾遺 篠弘選. 解説:共鳴への道程 道浦母都子著. 短歌史上の中城ふみ子 篠弘著 |
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販売会社/発売会社 | 北海道新聞社 |
発売年月日 | 2004/08/26 |
JAN | 9784894533103 |
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美しき独断
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#中城ふみ子 #短歌 山うどの青き皮むき莖かみぬ何の愁ひぞ酸きしたたりは #返歌 山うどは天婦羅が好き白うどは酢味噌あえなどなんでもござれ #佐々木啓子 編 #篠弘 解説
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作者の歌があまりにも強烈で、何故か僕まで歌(のようなもの)を書かずにはいられませんでした。 〇死にゆきし ちいさき女の 強き歌 「乳房喪失」 「花の原型」 〇恋多く 欲望強き 女なれど 夏は短し 蝉の生涯 〇向こう岸へ ぴいんと張りたる 綱の上 瞳逸らさず 渡りゆく女 〇愛憎と...
作者の歌があまりにも強烈で、何故か僕まで歌(のようなもの)を書かずにはいられませんでした。 〇死にゆきし ちいさき女の 強き歌 「乳房喪失」 「花の原型」 〇恋多く 欲望強き 女なれど 夏は短し 蝉の生涯 〇向こう岸へ ぴいんと張りたる 綱の上 瞳逸らさず 渡りゆく女 〇愛憎と 慟哭(なみだ)を 歌に詠みし女 冬の裸木の 風にむかえり 〇恋に狂い 愛に彷徨う その姿 愛の狩人と 人の呼びけり 以下引用(選ぶということがこれほど大変な作業だとは思っても見ませんでした。) 「乳房喪失」から 〇浅紅の芽はわが躯(み)にも匂ふなればひそかに震ひ木より離るる 〇舗装路を横切るときも庇(かば)いくれぬ冷たきひとよその人を愛する 〇コスモスの揺れ合うあひに母の恋見しより少年は粗暴となりき 「花の原型」から 〇豊醇の資質を我より引きいだす何人(なんぴと)もなし薔薇の花散る 〇雪かぜの中に乙女と母となり曖昧に暈(ぼ)かす生き方を知らず その他から 〇乳房きりて十日目ふいにいま一人女の子産みたき欲望あはれ
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