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自動巻時計の一日 河出文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社/ |
発売年月日 | 2004/09/20 |
JAN | 9784309407180 |
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自動巻時計の一日
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自動巻時計の一日
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商品レビュー
3.6
6件のお客様レビュー
著者の一日を時系列順に書き出していった小説(?)。 見かけたものからの連想、思い出や、翻訳している小説の内容を結構なページ数を割いて書いたりしている。 特に大きな事件もなく私小説的な淡々とした内容だが、案外すらすらと読める。 ニコルソン・ベイカーの『中二階』と同じスタイルとも...
著者の一日を時系列順に書き出していった小説(?)。 見かけたものからの連想、思い出や、翻訳している小説の内容を結構なページ数を割いて書いたりしている。 特に大きな事件もなく私小説的な淡々とした内容だが、案外すらすらと読める。 ニコルソン・ベイカーの『中二階』と同じスタイルともいえる。
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「自動巻」どうにもならないことばかりが一日という長さでで出来事を回している。その一日を克明に記しながら、関連する発想を交えていく。著者不本意ながらの「自動巻」という題の意味が的確だ。
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本日読了。 米軍基地の研究所に勤める、 さえない中年男性(当然作者自身と思われる)の、 何も起こらない一日を、 飾らない文体で淡々と描いた、 日記のような随筆のような不思議な小説。 小実昌さんはこの本を出版する際 出版社にタイトルは付けないよう、 しつこく頼みこんでいたそうだ。 ...
本日読了。 米軍基地の研究所に勤める、 さえない中年男性(当然作者自身と思われる)の、 何も起こらない一日を、 飾らない文体で淡々と描いた、 日記のような随筆のような不思議な小説。 小実昌さんはこの本を出版する際 出版社にタイトルは付けないよう、 しつこく頼みこんでいたそうだ。 出版社がこのタイトルを付けた意図はよく分かるが、 いかにも意味ありげな題名を人目に晒すことを 小実昌さんがどうしても避けたかったことは 想像に難くない。 小説的な嘘や飾りを廃し、 物語であることをかたくなに拒絶する作風は 小実昌さんの全作品に通底するもの。 ところで、主人公が作中で翻訳しているアメリカの小説は 本当に存在しているのだろうか。 架空の海外小説の主人公に 小実昌さん自身の出征体験を、 改めて語らせている、 そんな印象を受けるのだが・・。 どなたかご存知ではないですか?
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