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どくろ杯 中公文庫
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どくろ杯 中公文庫

金子光晴(著者)

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どくろ杯 中公文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社/
発売年月日 2004/08/25
JAN 9784122044067

どくろ杯

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商品レビュー

4

29件のお客様レビュー

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2024/05/12

flier公式YouTubeチャンネルで肉乃小路ニクヨ✖️岩井志麻子さんの動画で愛についての話から紹介される 「愛は至上のものではない。愛は諸悪の根源 愛は執着。執着をなくすことが幸せにつながる。 よくないものを全部コーティングして誤魔化すのが愛。 いろんな言葉があるなかから全...

flier公式YouTubeチャンネルで肉乃小路ニクヨ✖️岩井志麻子さんの動画で愛についての話から紹介される 「愛は至上のものではない。愛は諸悪の根源 愛は執着。執着をなくすことが幸せにつながる。 よくないものを全部コーティングして誤魔化すのが愛。 いろんな言葉があるなかから全部を雑に愛でくくるのはよくないですわよ! 日本人のウェットさには情が合う。情があるから捨てられない。情があるから別れられない。 愛は人生に不要かもしれないけど、情は必要」 という岩下志麻子さんの言葉が響く この作品は3部作の一作で寝取られ文学らしい。 この2人の間には何があったのか?愛?執着?

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2022/06/15

大正期の詩人が妻と共に上海へ旅立つ話。 子供を日本において、金もあまりなく上海に行ってしまうクレイジーな筆者が、当時の混沌とした上海の生活を描く。 改行が少ない文字がびっちりの本だが、美しい文体でなせまか読めてしまう。

Posted by ブクログ

2022/03/31

自伝三部作の第一弾。 詩集『こがね蟲』でデヴューをかざるも、先ゆきが見通せない境遇にあった著者が、妻となる森三千代と出会い、彼女とともに上海へわたり放浪生活を送った経緯をつづっています。 関東大震災のあと、画家の卵だった牧野勝彦のさそいにおうじて彼のいる名古屋に寄宿することに...

自伝三部作の第一弾。 詩集『こがね蟲』でデヴューをかざるも、先ゆきが見通せない境遇にあった著者が、妻となる森三千代と出会い、彼女とともに上海へわたり放浪生活を送った経緯をつづっています。 関東大震災のあと、画家の卵だった牧野勝彦のさそいにおうじて彼のいる名古屋に寄宿することになった著者は、文学や芸術に傾倒する若い仲間たちに囲まれて暮らしていたところ、牧野から三千代を紹介されます。女流詩人となることに願っていた彼女は、『こがね蟲』によって詩壇に登場した著者に寄り添うことになったものの、貧乏な生活は彼女のあこがれていたものとは異なり、著者のもとを出てしまいます。しかし著者は、そんな彼女に対する瞋恚ですらも、デカダンスのなかに溶かしてしまい、彼女のほうもそこから飛び立つこともできないまま、二人は上海へと旅立ちます。 「いずれ食いつめものの行く先であったにしても、それぞれニュアンスがちがって、満州は妻子を引きつれて松杉を植えにゆくところであり、上海はひとりものが人前から姿を消して、一年二年ほとぼりをさましにゆくところだった」と著者が語る上海で、著者たちはそうした境遇の日本人たちと交わりながら、異国での放浪生活をつづけます。

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