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丸山真男と平泉澄 昭和期日本の政治主義 パルマケイア叢書19
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 柏書房 |
発売年月日 | 2004/10/25 |
JAN | 9784760125845 |
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丸山真男と平泉澄
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商品レビュー
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久しぶりに面白いものを読んだ。 丸山真男と平泉澄を対比させたところに著者の慧眼がある。丸山真男と言えば戦後進歩主義の巨人であり、かたや平泉澄と言えば皇国史観の巨魁とされる。著者の言うように「丸山真男を読む者は平泉澄を読まず、平泉澄を読む者は丸山真男を読まない」 しかし、この両...
久しぶりに面白いものを読んだ。 丸山真男と平泉澄を対比させたところに著者の慧眼がある。丸山真男と言えば戦後進歩主義の巨人であり、かたや平泉澄と言えば皇国史観の巨魁とされる。著者の言うように「丸山真男を読む者は平泉澄を読まず、平泉澄を読む者は丸山真男を読まない」 しかし、この両極端に位置する巨人たちが同時代に何を考え、何をしようとしたのか。それを解き明かすのが本著である。 個人的には平泉澄に関する部分が抜群に面白かった。 ひとつ、平泉澄に関する記述を読んで感じたこと。 それは、「なぜ我々は歴史を学ぶのか」「歴史を学ぶということはどういうことなのか」ということ。 歴史を学ぶということは、知識を蓄えることではないとはよく言われるところだ。ならば、歴史上の人物の生き方足跡を辿ることが歴史を学ぶことなのか?否、それは単に歴史上の人物の生き方の知識を手に入れたに過ぎない。年表を覚えることと本質的に同じ行為だ。 思うに、歴史を学ぶとは全人格的な営みなのだろう。
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