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西鶴の感情
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 2004/10/07 |
JAN | 9784062126175 |
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西鶴の感情
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
講談社学芸文庫版は朝井まかての解説付きらしい。しまった! 西鶴の盲目の娘についての記述を期待してたんだけどな、残念〜。当然と言えば当然だけど、「一代男」をはじめとする作品解説がメイン。特に九鬼周造「『いき』の構造」を引き合いに出しての分析hs面白かった。プラス、当時の風俗が作品理解のサポートとして説明されてるところも多少はあり。ただ、美少年を捕まえて「穴なし小町」とかってサラッと言っちゃうところにはアングリ。
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読みながら思っていたのだが、私は人生の中でいまだ西鶴の文章に出会っていないのだ。笑ってしまう。 知っているのは西鶴の書いた本の名前だけなのだ。「好色一代男」、「日本永代蔵」。名前だけは知っている。しかしその本を見たこともない。自分の足下も危険だが、どうもこれは自分だけではなさそう...
読みながら思っていたのだが、私は人生の中でいまだ西鶴の文章に出会っていないのだ。笑ってしまう。 知っているのは西鶴の書いた本の名前だけなのだ。「好色一代男」、「日本永代蔵」。名前だけは知っている。しかしその本を見たこともない。自分の足下も危険だが、どうもこれは自分だけではなさそうだ。 これが近松だとちょっと変わってくる。歌舞伎の舞台を見ているのだ。西鶴の書いた舞台物はなかなか上演されることはない。接する機会がないのだ。 「西鶴の感情」というタイトルの見事さにはうなるが、本の構成がうまい。読者は西鶴なんてかけらも読んでないことを実は前提として書いている。だから面白い。買う時にどうしようかと悩んだのはまさにここだ。西鶴なんて歴史の教科書でしかこちらは知らないのだ。西鶴の書いたものとその時代とを並列することでその内容が感じられる構成になっている。その上装幀は菊池信義である。実は中身も確認せず、装幀で買ってしまった。だって、どう見ても菊池さんの装幀だったんだもの。
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