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辻邦生全集(5) ある生涯の七つの場所1・2・3-小説5
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商品詳細
| 内容紹介 | 内容:霧の聖マリ. 夏の海の色. 雪崩のくる日 |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
| 発売年月日 | 2004/10/25 |
| JAN | 9784106469053 |
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辻邦生全集(5)
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『雷鳴の聞こえる午後』(ある生涯の七つの場所3) 並走する二つ物語は短編毎のエピソードが次から次へとテンポよく進行し徐々に煮詰まっていく。 エマニュエルはアメリカの大学へ留学を決め、別れを惜しむ二人はチロルでスキーを楽しむ。旧友が師事する演出家の落とし胤の娘との再会に遭遇して本...
『雷鳴の聞こえる午後』(ある生涯の七つの場所3) 並走する二つ物語は短編毎のエピソードが次から次へとテンポよく進行し徐々に煮詰まっていく。 エマニュエルはアメリカの大学へ留学を決め、別れを惜しむ二人はチロルでスキーを楽しむ。旧友が師事する演出家の落とし胤の娘との再会に遭遇して本当の精神の自由をさとる。主人公は彼女の後を追うことを決める。 その間、通信社の仕事で昭和初期の社会主義者宮部音吉の生涯を追跡調査することになる。宮部が逗留先で聞き及ぶ話、仏ドーブァに近い寒村で起こった過去の密告殺人事件。その後フランス中部の農村で女性と愛しあうが彼女は結核治療で母の故郷スペインに行き、死ぬ。パリで友人のウルスと恋人のこと、その愛人ピエタ(詩人)の自由な生き様を印象づけられる。 宮部を通した当時のヨーロッパ体験と人間観察の描写記録。社会主義者やアナーキストたちが労働運動やスペイン戦争を背景に巻き起こす確執のエピソード集である。 一方、少年は親戚の別荘の離れに母親と住み、受験勉強をし剣道にも熱中する。叔父の知人女性から左翼活動の秘密書類を預けられた顛末。高校に合格し松本に向かう列車で先輩や地元の女医と知り合う。初めての地方行きでホームシックも味わい、寮では上下の規律慣習に嫌気がさして下宿生活をする。周りと軋轢を起こしながら自分を貫き、開隆堂という書店を友達との憩いの場にする高校生活だった。 自分の遠隔大学入学時の希望にむせた日々が重なる。 ヘーゲル研究会に絡んで私服に踏み込まれる。 文芸部に入らずに大学の文学部を希望し、純文学の 小説家をイメージし出す。 「時代が風にふかれていて、私たちが火の見櫓のように時代を眺めおろしているような気がした。」 筆者は自身の成長過程を思い出しながら、松本の自然と人情を静謐な言葉で連綿と綴る。
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