中国現代文学の系譜 革命と通俗をめぐって

阪口直樹(著者)

• 内容紹介: 内容:総論:現代中国文学研究の五〇年. ＂民国文学史＂の構想と課題. ＂救国＂と＂通俗＂の相克. 民国期の文学:反＂俗＂の文学集団. ＂文芸大衆化論争＂と瞿秋白の位置. 比較＂大衆の文学＂論. 二つの＂救国＂宣言をめぐって. ＂民俗形式＂をめぐる論争. 陳蝶衣の通俗文芸論をめぐって. 四〇年代抗戦文学と「特務」形象. ＂国統区＂文化活動における＂西南劇展＂の位置. 建国後の文学:蕭也牧と＂建国初期＂の中国文芸界. 中国社会主義リアリズム体制の確立へ. 茅盾と青年作家育成政策. 一九五八年中国新民歌運動の再検討. 李建の『劉志丹』をめぐって. 文革後期における文学の様相. 湖北文学事情.
• 販売会社／発売会社: 東方書店/
• 発売年月日: 2004/02/25
• JAN: 9784497204097

商品レビュー

2005/09/05

　2004年晩夏お亡くなりなった阪口先生の遺作。これまで整理されていなかった先生の諸論文を集めた内容です。情熱的な研究がここで終止符うたれたことが悔やまれてなりません。