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静かに冬の物語
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静かに冬の物語

福永令三(著者)

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静かに冬の物語

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 2004/02/21
JAN 9784062122610

静かに冬の物語

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2023/11/15

クレヨン王国でおなじみ、福永令三先生の児童書ではない作品。老齢になった作者が住む土地への恩を表現するために書いた物語だとあとがきにありました。 舞台は熱海市。私は昔家族で温泉旅行に一度いったきりの場所なので、土地勘ゼロですが、福永先生の表現力はすごかった。読み終わった後は、まるで...

クレヨン王国でおなじみ、福永令三先生の児童書ではない作品。老齢になった作者が住む土地への恩を表現するために書いた物語だとあとがきにありました。 舞台は熱海市。私は昔家族で温泉旅行に一度いったきりの場所なので、土地勘ゼロですが、福永先生の表現力はすごかった。読み終わった後は、まるで馴染みの場所かのように熱海の自然を満喫した気分です。 野鳥や植物の名前が頻繁に出てくるので、ちょこちょこ検索しながら読んだからかもしれませんが…。(つい調べたくなっちゃうのは、福永先生の意図的な”しかけ”なのかも) 3人の老女が主人公の物語で、わたしは妙さん(うさぎを可愛がってて自然好き、世渡りがちょっと下手)に感情移入してしまったのですが、どの登場人物も人間臭くて憎み切れない感じが良かったです。年をとったら、わたしもきっとこんな感じになるのかな?と想像しながら読むのも楽しかった。 登場人物たちのセリフも、福永節が効いてて、なんかいいのです。 雪子さんの自分の名前の由来のお話は、ちょっと感動してしまいました。雪って確かに暖かいものですよね。今は東京で雪が積もることは珍しくなりましたが、子供の頃、庭に雪がしんしんと降り積もるのを眺めるのは好きでした。雪がもつ自然界での役割を感じ、そこに暖かさを感じていたのかもしれません。 バタバタ冒険劇ではないですが、自然の中での暮らしにあこがれている人や、ちょっと都会の暮らしにうんざりしちゃってる人、熱海やクレヨン王国を愛する人など、多くの人に読んでもらいたいなと思います。 あとやっぱり、年をとっても変化や成長はあるものですね、 年をとること、一人になることを恐れず悲観せず、小さな勇気をもって日々を生きることの大切さも教えていただきました。

Posted by ブクログ

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