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対論 昭和天皇 文春新書
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対論 昭和天皇 文春新書

原武史(著者), 保阪正康(著者)

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対論 昭和天皇 文春新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/
発売年月日 2004/10/20
JAN 9784166604036

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商品レビュー

3.5

3件のお客様レビュー

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2013/08/24
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※このレビューにはネタバレを含みます

日本政治思想史の学者と多くの昭和史を専門とし皇室関係者にインタビュー経験を持つジャーナリストの対談です。それぞれ「大正天皇」、「秩父宮」などの本を読んだことがあり、基本的には同じ主張が繰り返されていますが、二人の考えの違いが興味深く感じます。最も興味があったことは昭和天皇の音声がラジオで流れたのが、あの8・15の玉音放送が初めてであったとのこと。金正日の音声が北朝鮮で聞けないのと全く同じ理屈ですね。当時の人々が玉音放送に感動した背景にはそのような事情があったようです。そして天皇の猫背と低い身長が「神」にふさわしくないものであったが故の悩みなど。戦前の時刻を合わせた遥拝が時間支配を狙ったものであったこと、大嘗祭(大正祭、昭和祭)が即位する天皇が神になるという演出効果を狙っていたものであったことなどが興味深く2人によって語られています。戦争中の昭和天皇の発言、伊勢神宮参拝などを細かく分析することによっても、昭和天皇が伊勢神宮で何を祈り、戦争遂行にどう関わったかの責任に迫る鋭い本でもあります。一方、貞明皇后、美智子皇后に比べて、香淳皇后の存在感のなさ、古い皇室体質を引きずり、開かれた皇室への抵抗など、彼女への冷たい視線が印象的でした。昭和天皇が宮中某重大事件(色盲問題)をものともせず、それほど香淳皇后へぞっこんだったという説明にはニヤリです。

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2011/04/15

[ 内容 ] 在位六十四年、日本の現代史を体現する存在である昭和天皇。 日中戦争にはじまる戦中期を経て、占領期、そして戦後の独立回復以降、天皇の“記憶”“御製”“祈り”の実態を論じるとともに、戦前の“時間”と“空間”の支配の本質を鋭く見抜く。 そこには昭和天皇の“声”と“身体”と...

[ 内容 ] 在位六十四年、日本の現代史を体現する存在である昭和天皇。 日中戦争にはじまる戦中期を経て、占領期、そして戦後の独立回復以降、天皇の“記憶”“御製”“祈り”の実態を論じるとともに、戦前の“時間”と“空間”の支配の本質を鋭く見抜く。 そこには昭和天皇の“声”と“身体”という重大事が潜んでいた…! 現代史ブームの火付け役となった『大正天皇』と『昭和史七つの謎』の著者が本格的に語りあった、異色の昭和天皇論。 [ 目次 ] 第1章 “記憶”をめぐって 第2章 “御製”を読む 第3章 “声”の支配、“時間”の支配 第4章 天皇と“祈り” 第5章 昭和天皇の“父”と“弟” 第6章 “軍部”と“身体” 第7章 平成に受け継がれる昭和とは [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted by ブクログ

2010/07/20

昭和天皇は非常に記憶力がよかった。 京都は別だが、関西、とくに大阪は極端に尊王精神というのが希薄だった。 鉄道の開通式に天皇が幾ということには大きな意味があった。まさに文明開花を推進していくというシンボルとして天皇の役割を果たした。 昭和天皇は朝鮮にはいかなかった。 昭和天皇は水...

昭和天皇は非常に記憶力がよかった。 京都は別だが、関西、とくに大阪は極端に尊王精神というのが希薄だった。 鉄道の開通式に天皇が幾ということには大きな意味があった。まさに文明開花を推進していくというシンボルとして天皇の役割を果たした。 昭和天皇は朝鮮にはいかなかった。 昭和天皇は水戸学的。国体を護持するためにはどうすべきかを考えるという点で、天皇の発想は水戸学者に通じるものがある。水戸学の場合は、いわゆる天孫降臨以前の神代を正史とはみなしませんから、国学や復古神道のように古事記や日本書紀を神代の具体的な注釈は一切しない。 そのかわりに、キリスト教を奉じる西洋列強の脅威に対抗して日本のアイデンティティをどうやって守ったらいいのかという話になる。そこで国体という言葉が出てくる。

Posted by ブクログ

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