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世界の新しい支配者たち 欺瞞と暴力の現場から
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2004/02/26 |
JAN | 9784000236416 |
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世界の新しい支配者たち
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ジャカルタの輸出加工区の工場労働者の1日の賃金は約1ドル。彼らは工場の隣の「労働キャンプ」で暮らす。収入のほぼ半分は飲み水代だ。食料と燃料の値上がりが彼らを生死の淵のような暮らしに追い込んでいく。 背景には、インドネシアに対するIMFの「救済」貸付があった。貸付条件の一つが、...
ジャカルタの輸出加工区の工場労働者の1日の賃金は約1ドル。彼らは工場の隣の「労働キャンプ」で暮らす。収入のほぼ半分は飲み水代だ。食料と燃料の値上がりが彼らを生死の淵のような暮らしに追い込んでいく。 背景には、インドネシアに対するIMFの「救済」貸付があった。貸付条件の一つが、インドネシア政府が行っていた燃料や米などの基礎食品に対する補助金の廃止だった。 激しい国際競争の中、企業はコストダウンを図るために安い労働力を求めて発展途上国に工場を移す。それを後押しするのが世界銀行やIMFなどの国際機関だ。先進国の国民は低価格の輸入品を買い求め、企業は大きな利益を上げる。 しかし、そうした商品を作っている人たちの姿を私たちが見ることはない。ましてや彼らの絶望的な暮らしを。
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