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私は英雄じゃない ジェシカのイラク戦争
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私は英雄じゃない ジェシカのイラク戦争

リックブラッグ(著者), 中谷和男(訳者), 藤田正美(その他)

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私は英雄じゃない ジェシカのイラク戦争

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 阪急コミュニケーションズ/
発売年月日 2004/02/07
JAN 9784484041063

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2018/06/14

映画「プライベート・ライアン」で、ライアン兄弟のお母さんの家に 黒塗りの車で軍の使者が訪れる場面があった。軍役に就いた家族の身 に異変が起きた時に訪れる、悪い知らせの使者。 緑の瞳に金髪、地元の物産品評会でミスに選ばれたこともある19歳の ジェシカ・リンチ上等兵の家族が...

映画「プライベート・ライアン」で、ライアン兄弟のお母さんの家に 黒塗りの車で軍の使者が訪れる場面があった。軍役に就いた家族の身 に異変が起きた時に訪れる、悪い知らせの使者。 緑の瞳に金髪、地元の物産品評会でミスに選ばれたこともある19歳の ジェシカ・リンチ上等兵の家族が住む家に、良くない知らせを携えて 死者が訪問したのは2003年3月23日の深夜だった。 「お嬢さんは、任務中に行方不明になっています。まだ行方がつかめ ません。最後に目撃されたのは……」 補修部隊の上等兵だったジェシカは、イラクで給水タンクを牽引した トラックを運転している最中に奇襲攻撃に遭った。ホピ族出身で親友 だったロリを含め、同じ所属の兵士が何人も命を落とした。 戦争捕虜となったジェシカを救出する為、アメリカ軍の特殊部隊は 作戦を展開する。 まるで映画の筋書きのように、ジェシカは収容されていたイラクの 病院から救出された。救出作戦の一部は、とても都合よく映像に 収められ、世界中のメディアで報道された。 ただ、この救出劇には早くから疑問が呈されていた。捏造ではない のか…と。ジェシカは補給部隊の兵士だし、実際、車列が襲われた 時、一発の弾丸も撃ってはない。それでも、彼女はアメリカ国民に、 メディアに、軍に、政府に、英雄として祀り上げられた。 実際、あの時、何が起きていたのか。ジェシカが収容されていた イラクの病院に特殊部隊が踏み込んだ時、既にイラクの民兵組織 はおらず、戦争の犠牲になって負傷したイラクの人々や医師や 看護師がいただけだった。 その病院の医師たちはジェシカに出来うる限りの治療を施し、年配 の看護婦はジェシカの気持ちを和ませる為に優しく歌い、どうにか 彼女をアメリカ軍に引き渡そうと努力してた。 本書は英雄にされてしまったジェシカ側の視点で描かれている。 本人が望んだものではないある種の狂乱のなかで、ジェシカ本人 が望んだのは「普通の生活がしたい」との思いだった。 ただでさえ重傷を負い辛い治療を続けなければならなかったジェシカ にとって、「作られた美談だ」との批判に晒されたのはどれほど心に 堪えただろうと思う。まして、親友を失ってもいるのだから。 戦争を遂行する側にしたら、シンボルが必要だったのだろうな。特に イラク戦争のように根拠が不明確で始まった戦争に対しては特に。 本書はアメリカで発行されて時間を置かず、日本でも緊急出版され たようだ。大急ぎで翻訳したのだろう。ところどころ、文章が読み 難いのが残念。

Posted by ブクログ

2011/05/02

イラク戦、まだ19歳の入隊間もない米軍兵ジェシカの救命物語。イラクの病院に収容されているジェシカをアメリカ軍が救い出す、という戦場をハリウッド化したかのような映像が世界を、とりわけアメリカを感動させた。 自分をプロパガンダの英雄に仕立て上げた国防省をジェシカはその後否定した。イ...

イラク戦、まだ19歳の入隊間もない米軍兵ジェシカの救命物語。イラクの病院に収容されているジェシカをアメリカ軍が救い出す、という戦場をハリウッド化したかのような映像が世界を、とりわけアメリカを感動させた。 自分をプロパガンダの英雄に仕立て上げた国防省をジェシカはその後否定した。イラクで病院に収容されるまでのいきさつ、英雄として帰還するまでをブラッグが臨場感いっぱいに語っている。 原題は『I am a soldier, too』 話題は『私は英雄、じゃない』 They used me to symbolize all this stuff. It's wrong. I don't know why they filmed [my rescue] or why they say these things. ジェシカが自宅に戻ってから、国防省が作り上げた虚像にノーというまでのところがもう少し読めると思っていたのだが、英雄とよばれることへの不快感は十分伝わってきた。 ジェシカを待つ周囲の人々の反応がアメリカンそのもの。

Posted by ブクログ

2007/06/20

「私は誰をにくんだらいいかわからない」というジェシカの言葉が心に残った。戦争は「誰が悪い」とはっきり言えない。同じように何が悪いといえないのなら何が正しいともいえないだろう。 だから私は英雄なんて存在しないと思う。英雄とは戦勝国が一方的に作り上げた虚構の存在。 栄光を讃える暇があ...

「私は誰をにくんだらいいかわからない」というジェシカの言葉が心に残った。戦争は「誰が悪い」とはっきり言えない。同じように何が悪いといえないのなら何が正しいともいえないだろう。 だから私は英雄なんて存在しないと思う。英雄とは戦勝国が一方的に作り上げた虚構の存在。 栄光を讃える暇があるのなら戦争によって傷つけられたものに目をむけてほしい。

Posted by ブクログ

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