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世親 講談社学術文庫
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世親 講談社学術文庫

三枝充悳(著者)

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世親 講談社学術文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2004/03/10
JAN 9784061596429

世親

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2024/12/20
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『世親』(講談社学術文庫 1642)は、仏教学者・三枝充悳氏による、インドの大乗仏教僧ヴァスバンドゥ(世親)の生涯と思想を詳述した書籍である。世親は唯識思想を大成し、多くの重要な著作を残したことで知られる。 本書は以下の構成となっている: 1. **ヴァスバンドゥ(世親)の生涯**:『婆薮槃豆伝』やターラナータの伝記を基に、世親の生涯を紹介する。彼は説一切有部から大乗仏教に転向し、唯識思想を発展させた。 2. **ヴァスバンドゥの思想**:『倶舎論』における思想や、唯識論書における思想を解説する。特に、アーラヤ識(深層心理)を重視し、現代の精神分析を先取りした唯識学の全体像を平易に説き明かす。 3. **ヴァスバンドゥの著作**:『成業論』『唯識二十論』『唯識三十頌』などの主要な著作を取り上げ、その内容と意義を解説する。 4. **ヴァスバンドゥ以後**:インド、中国、日本における唯識思想の発展と影響を追う。また、西洋思想との比較も行い、世親の思想が後世に与えた影響を考察する。 本書は、唯識思想や仏教理論を学ぶ上での基本的な知識を提供し、世親の思想とその後の展開を理解するための入門書として評価されている。ただし、専門用語が多く、初心者には難解な部分もあるため、仏教や唯識に関する基礎知識を持っている読者に適している。 読者からは、「世親の生涯や唯識思想の展開について詳しく知ることができる」「唯識学の全体像を平易に説き明かしている」といった感想が寄せられている。一方で、「専門用語が多く、初心者には難解」との意見もあり、仏教や唯識に関する基礎知識を持っている読者に適しているといえる。 本書は、世親の思想とその後の展開を理解するための入門書として評価されている。唯識思想や仏教理論を学ぶ上での基本的な知識を提供し、仏教思想の深遠な世界への案内役となる一冊である。

Posted by ブクログ

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