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龍馬と新選組 “文"で読む幕末 講談社選書メチエ309
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2004/09/10 |
JAN | 9784062583091 |
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龍馬と新選組
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
---その人となりを見たければ、相手の書く言葉を見よ。 【どんな人にオススメできる?】 ・坂本龍馬や伊東甲子太郎が好きな人 ・一般的に知られる坂本龍馬以外の一面を知りたい人 ・和歌が好きな人 ・古文書を読むのが好きな人/勉強してる人 【あんまりオススメしない人】 ・新選組重度...
---その人となりを見たければ、相手の書く言葉を見よ。 【どんな人にオススメできる?】 ・坂本龍馬や伊東甲子太郎が好きな人 ・一般的に知られる坂本龍馬以外の一面を知りたい人 ・和歌が好きな人 ・古文書を読むのが好きな人/勉強してる人 【あんまりオススメしない人】 ・新選組重度の信奉者 【難易度】 ★★★★☆(かなり難しい) 【きっかけ】 坂本龍馬の生き様を知りたく、坂本龍馬関係の本を探していた時に見つけました。目次を見たところ伊東甲子太郎の文字があり、『坂本龍馬とどんな関係が?』と興味をもったことがきっかけです。 【感想】 純粋に面白かったです。 坂本龍馬が筆マメで、しかもかなり教養に溢れた人物だったということを、和歌やら手紙やらで解説してくれます。 さまざまな文献をもとに書いておられるので、嘘ではないだろうという安心感もありました。 また、坂本龍馬と元新選組で御陵衛士の伊東甲子太郎を本書でまとめるのも面白いです。教養のある2人として取り上げてまとめていらっしゃいますが、他にも共通点がありました。私は知りませんでしたので、今回学べて良かったところです。 ここからは私のごく個人的な感想です。 世間一般的な坂本龍馬像からは離れている、という印象も強いかもしれません。ですが、私は本書にある龍馬の性格と今の龍馬像、そんなに乖離していると思いませんでした。和歌や手紙から感じられる龍馬の懐の深いところ、優しさというものが、大物を前にしてもひるまず自分らしくいれる龍馬をつくりあげたんだと思います。 女だから、男だからという男女の別だけでなく、武士や農民などの階級でも差別が存在していた時代に、龍馬という人物がいたということが信じられません。 私はもともと新選組が好きで歴史書を読み始めましたので、坂本龍馬はまったく興味を持ってきませんでしたが、もっと坂本龍馬を知りたいと思いました。 伊東甲子太郎についても、新選組隊士の中で有名ではあるものの、彼についての文献はあまり見かけたことがありませんでしたので、彼を知りたい方にとって、この本はとても役に立つと思います。 ただ、この著者は、教養のある本書の2人については手放しで誉めているものの、反対に教養がないと判断した人物へはかなり辛辣です。 そのあたり、新選組信奉者は読んでいてつらいかも、と思いました。中学生の私が読んだら大いに傷つくと思います(笑) また、本書は漢詩や和歌、手紙を原文ママに近い状態で書き連ねているものも多いため、読むのがしんどかったです。 特に甲子太郎の歌集について、歴史的に素晴らしい偉業をこの本でしてくれていることはわかりつつも、いかんせん和歌に疎い私はスルーしてしまいました…… 体力のいる本だと思います。 しかしながら、全部真面目に読めなくても、 もっと知りたい、もっと学びたい という学習欲を掻き立ててくれる良書だと思います。
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坂本龍馬、新選組という有名な人物たちの人柄や歴史的状況を文や手紙から読み取ることが出来る本。 ドラマなどでは野人のごとき無教養であったり、世上の社交的な形式をことごとく廃するような人物として描かれることが多い坂本龍馬と、入隊後数か月で「参謀」として幹部の仲間入りを果すが、わずか3...
坂本龍馬、新選組という有名な人物たちの人柄や歴史的状況を文や手紙から読み取ることが出来る本。 ドラマなどでは野人のごとき無教養であったり、世上の社交的な形式をことごとく廃するような人物として描かれることが多い坂本龍馬と、入隊後数か月で「参謀」として幹部の仲間入りを果すが、わずか3年後には新選組によって暗殺されてしまった伊藤甲子太郎という人物に重点を置き、彼らの新しい一面を探っている。 本書は、和歌や文や書簡から読み取ることを目的にしているので、文章が全文載っているものもあり、自分でそれを読みながら彼らの新しい一面を知ることが出来ることが魅力的である。 幕末にそれぞれの未来を描きながら奔走した彼ら自身を知るいいきっかけになるのではないだろうか。
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