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養老孟司(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 マガジンハウス
発売年月日 2004/03/18
JAN 9784838714605

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商品レビュー

3.6

20件のお客様レビュー

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2023/05/10

気になるところだけ読んだ。 養老孟司さんは虫が好き、というように自分にもそういう日常のなかで楽しめるものが欲しいと思った。植物なんかがいいかもしれない。 内容が難しいところもたくさんあった。でも、心にグサッとくる言葉もたくさんあった。 第9章の「努力・辛抱・根性」は面白くて、連...

気になるところだけ読んだ。 養老孟司さんは虫が好き、というように自分にもそういう日常のなかで楽しめるものが欲しいと思った。植物なんかがいいかもしれない。 内容が難しいところもたくさんあった。でも、心にグサッとくる言葉もたくさんあった。 第9章の「努力・辛抱・根性」は面白くて、連続で2回読んだ。考えることの大切さを教えてくれて面白い。考えるテーマは、それが不変なものであれば、考えること自体にすごく価値がある。学問は変わらないものを追求すること。本質を探ること。 印象に残った言葉 ●両極を考えて、はじめて「中庸」が成り立つ。両極をちゃんと見きれば、中央はわかる。 ●モンテーニュの言葉だが… 習慣は帝王である。それによってなし得ないことは、なにもない。

Posted by ブクログ

2023/02/07
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※このレビューにはネタバレを含みます

 養老孟司さん、同年生まれに美空ひばり、江利チエミ、小林千登勢諸氏が。66歳、今までやってきたことを本書で自分なりに整理されたと。「運のつき」、2004.3発行。とても読み応えのある本でした。いくつか紹介しますと:①大日本帝国は天皇陛下を家長とする共同体、共同体の崩壊と個人主義の台頭 ②仕事を辞める前と後では人が変わる。なんであんなに一生懸命だったんだろうw ③学問は真理の探究、心理とは普遍かつ不変のもの ④フツーを重ねるとトクベツになる ⑤自分を客観的に外から観察することが科学 ⑥習慣になれば当たり前。習慣になるまでが、努力、辛抱、根性 ⑦世間とは浮世の義理。この国は自分流より世間流。

Posted by ブクログ

2021/01/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いつ死ぬかは運である。 心に個性があるのではなくあるのは身体にだけ。個性を心の成果にまで拡張したのが近代の間違いのはじまり、だから共同体が壊れた。 「戦後を経験して"変わらないものを求める"感受性を持つ世代」が現役を引退して初めて、それが本当の戦後なのかもしれない。 正規の純粋行為がよく理解されなくなってくると、テロが起こり紛争が起こる。 単純で明快な回答があればいいなという希望があるから、それがある。でもそれはたいていウソ。考えたいなら努力、辛抱、根性。 日本語で考えると、行き着くところは仏教?それでもその思想は個人的なものだと言えるのか?仮説はみながそうと考えてないものはすべて仮説となる。 日本人は諸行無常の章は私には少し難しかった。何度か読まないと理解が足りない。 養老孟司さんの本は読んでいる時は自身が言語化できてなかったこと、知り得なかった見方との出会いに興奮するんだけど、読み終えたあとにぐたっと疲れてしまう。読むまでの自分と読後の自分にどれだけの違いが出てくるだろうと考えてしまう。崇高な文章に出会っても、結局明日以降の自分は変わらないんじゃないかという恐怖。まぁ養老さん的にはそれを変わるというのだろうけど。

Posted by ブクログ

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