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谷村志穂(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社/
発売年月日 2004/10/30
JAN 9784309016757

¥220

商品レビュー

3.5

7件のお客様レビュー

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2023/12/19

「「私」に必要なチョコレートの味を知りましょう」 病室にやってきた男。 こんな事になっても心配することなく、お金を貰おうとするなんて都合良く利用しているのが丸わかりだな。 「黒のバーキン・バッグは誰のものでもない、と考えてみる」 夢中になった頃には。 完成した部屋を見せたいと言...

「「私」に必要なチョコレートの味を知りましょう」 病室にやってきた男。 こんな事になっても心配することなく、お金を貰おうとするなんて都合良く利用しているのが丸わかりだな。 「黒のバーキン・バッグは誰のものでもない、と考えてみる」 夢中になった頃には。 完成した部屋を見せたいと言われても、何も無い状態を知らなければ何を基準に選べばいいか分からないな。 「美味しいパンにこそ、バターはたっぷりつけましょう」 気にかけているから。 覚悟を決めて一歩進むことをしないのは、互いに都合が良く気楽にいれるだけの相手だっただけなのかもな。 「あなたの恋人は、砂漠の砂の上に、一緒に立っていられる相手ですか?」 生活していくために。 赤の他人と何かしているのであれば放っておくだろうが、相手が友人となると些細なことで険悪になるだろ。 「本当に空腹になったことがありますか?」 二人の最後の時間は。 手放すタイミングが見つかったからこそ、今しかないと大切な時間を過ごした後に別れを告げたのだろうな。 「男か思想か?」 次の居場所は貧しく。 一度高級な生活を体験してしまえば簡単に普通の暮らしにすら戻るのは困難だろうに、それ以下は辛いだろ。 「望まれた相手を、その手で慰めることはできますか?」 短い期間で飽きた体。 毎日同じように繰り返していれば、どんどん当たり前のようになっていき最後には退屈な一時になるのだろ。 「何秒あれば、幸せになることができるだろう」 再会後の滞在時間は。 逢いたいと心のどこかで両者が願っていたからこそ、こんな風に偶然出会うことが出来たのかもしれないな。 「綺麗は、力」 皆で世話になる一時。 病人だからといって何もさせないのではなく、ある程度日常を暮らせたからこそ穏やかに過ごせたのだろう。 「あなたの真珠の粒は、あなたの顔に合っていますか?」 着飾って出会う人は。 普段から攻撃的な口調で話していたのであれば、誰だって逃げ場が欲しくなるだろうし上手くいかないだろ。 「料理は誰のためにする?」 最期の瞬間に逢えず。 もしも一度でも手にとっていたら、さよならと今までの礼を言うぐらいの時間が残されていたかもしれない。 「女がジゴロを買う時」 今傍に居て欲しい人。 自由に羽ばたき甘えることは出来ても、止まり木で少し休むだけで居続けることが出来ない結果なのだろう。 「あなたの空腹は何で満たされますか?」 望んでも戻れない所。 家に帰っても逢えなくなった時から、いつか来る別れを覚悟するまでの時間を過ごしてきたのではないのか。 「何かを守るために「出資」していますか?」 ワンコールの電話に。 悪い胸騒ぎを信じて行ったからこそ、いくら致命傷ではないとはいえ面会可能な部屋で休めているのだろう。 「愛にも食べ過ぎというものがある」 求めていたのは何か。 逢いたくてたまらない相手がいるというのに、欲に忠実に従い寄り道をしてしまうから向き合えないのだろ。 「いつでも自分を迎え入れてくれる女友達の声が、近くにありますか?」 ようやく手に入れた。 想いのままに動いたからといって、月日が流れ二人の間に出来た空白の時間を埋めることは出来ないだろう。 「「家族」が決めたことを、それも自分の決めたことなのだと、思えますか?」 各々選んだ道を歩む。 一人きりで頑張らなければいけない時はあるかもしれないが、それは過去であり今は一番に頼るべきだろ。

Posted by ブクログ

2018/12/30

かつて、ひとつの夢を追いかけた5人の少女達。 30歳を過ぎた彼女たちの日々。 主人公の雀をはじめとする5人の女性は どれも小説としてはアリなんだけど 実際には友達にはなりたくない感じかも(笑) それでも彼女たちの自由さ、奔放さ、愛の強さ、弱さ。。 ちょっと憧れる気もしないでも...

かつて、ひとつの夢を追いかけた5人の少女達。 30歳を過ぎた彼女たちの日々。 主人公の雀をはじめとする5人の女性は どれも小説としてはアリなんだけど 実際には友達にはなりたくない感じかも(笑) それでも彼女たちの自由さ、奔放さ、愛の強さ、弱さ。。 ちょっと憧れる気もしないでもない。

Posted by ブクログ

2017/02/19

先日行った六本木のアマンダ? 六本木での事が思い出されて懐かしく読んだ? 誰にも共感出来ない 雀何故そんなにもモテる 危ない目にも合わず美味しい思いをする? 最後迄だー‼︎

Posted by ブクログ

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