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最後の映画日記
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最後の映画日記

池波正太郎(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社/
発売年月日 2004/10/30
JAN 9784309016740

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2006/10/05

いまだ多いであろう黒澤映画ファンにとっては耳に痛い文章なのではないだろうか。 自分のような1映画ファンには、あれ?と思っても言えないことでも、60年映画を見続けた目で切って捨てている。 映画は監督が有名だからと言って必ずしも良作ばかりではないということをドラマツルギーの面から軽快...

いまだ多いであろう黒澤映画ファンにとっては耳に痛い文章なのではないだろうか。 自分のような1映画ファンには、あれ?と思っても言えないことでも、60年映画を見続けた目で切って捨てている。 映画は監督が有名だからと言って必ずしも良作ばかりではないということをドラマツルギーの面から軽快に評している。 「映画監督は面白い映画を作るプロの職人であって、客を眼中に入れない芸術家であってはならない」という池波の論理は明快である。 と同時に、安直な批判をする人に多い、監督本人への(プロとしての仕事以外での)人格批判など欠片も見せない部分が素晴らしい。 また、辛らつな批評のみならず、古今の名作映画を紹介し、その中には今になっても面白く感じられるものが多い。 映画好きならぜひ一読をお勧めする。

Posted by ブクログ

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