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愛すること信ずること 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 2004/02/15 |
JAN | 9784062739597 |
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愛すること信ずること
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商品レビュー
4.5
8件のお客様レビュー
巻末に書かれた、夫である光世さんの「妻を語る」で、この作品が初めてのエッセイ集ということを知った。今の時代では少し価値観が違うところもあるように見えるけど、論じていることの根っこは今でも通用するし、そうありたいと思うことが多くあった。装幀が好きです。
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夫と出会った頃に読んだ。 結婚なんかしないわ…。 と、たかを括っていた、 めちゃくちゃな恋愛をしてきた、 自分勝手極まりない私が、 この人だけは絶対に傷付けない。 と夫に対して思えたのは 三浦綾子さんのこの作品のおかげだったのではないか…と思っている。 読み返してないので...
夫と出会った頃に読んだ。 結婚なんかしないわ…。 と、たかを括っていた、 めちゃくちゃな恋愛をしてきた、 自分勝手極まりない私が、 この人だけは絶対に傷付けない。 と夫に対して思えたのは 三浦綾子さんのこの作品のおかげだったのではないか…と思っている。 読み返してないので美化もされてて ☆☆☆☆☆5つ星満点だけど 愛とはなんたるかを 教えてくれた作品でした。 彼と付き合う前に 結婚生活の前に 子どもを持つ前に 読んでて良かった。 カルト3世の私が 神さまに導かれてるのかなぁ と思えた作品でした。
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本書は、著者が女性自身に連載した随筆を何作か追加して送り出したものだ。自分はダメな妻だといいながらも、ストレートで愛情ある家庭を築いていることがひしひしと伝わる。ただ、妻とは、女とは、夫とは男とは、と、現代ではとんでも本になるような内容だが、愛があり、労りがあるので、その辺は差っ...
本書は、著者が女性自身に連載した随筆を何作か追加して送り出したものだ。自分はダメな妻だといいながらも、ストレートで愛情ある家庭を築いていることがひしひしと伝わる。ただ、妻とは、女とは、夫とは男とは、と、現代ではとんでも本になるような内容だが、愛があり、労りがあるので、その辺は差っ引いて読むと良い。自分が男であれば、本書の妻の部分を自分に置き換えればいい、人に置き換えればいい。 日曜大工が自慢の夫が居れば、たとえ少々ぐらい脚のぐらつく椅子を作っても、何万円の椅子にも勝る大事な椅子として喜んで腰を掛けたらどうか。また、何をすることもできない夫が勤め先での自慢話を長々と話して聞かせたら、妻は、本当によくおやりになるのね、と感心して聞いてあげたらどうだろう。家庭というものは、そういう愛嬌のある不細工な椅子も、人には嫌味に聞こえるかもしれない自慢話も、みんな受け入れてあげることのできる、大きな、寛いところでなくてはならない。人間は、いろいろな欠点を持っていてこその人間なのだ。 このことは、著者は妻に対して言っているが、夫に対しても同様に妻を寛い心で見なければならない。 特に家庭生活では、自分が正しいと思った時の起こり方は慎重でなければならない。家庭は裁判所ではないのだ。どちらが正しいかということよりも、更に大切なことがある。 神様、私のようなものに、三浦のような素晴らしい夫をお与え下さいまして、ありがとうございます。どうか、恵みに慣れないようにお導きください。とお祈りする。あなたは初めの愛から離れた、という聖書の中の言葉と共に。 人間というものは元々傲慢なものだ。人間は褒められることによって、思い上がったり、いい気になったり、人を見下したりする過ちを犯しやすいが、けなされることは、反省の良い機会を与えられるからありがたいのだ。月や花は人が美しいと言おうが言うまいが美しい。同じく醜いものも、褒められようが貶されようが醜いのだ。人の褒貶でその人間の真価が変わるものではない。また、それぞれの人間の真価などは、誰にだってわかるとも思えない。だから聖書にも、裁くな(人のことをあれこれと言うな)と書いてあると思っている。 牧師であり医師である相見三郎とおっしゃる先生がこう説いている。聖書には、夫には主に仕えるように仕えなさい、と書いてある。だから、どんな夫にも、主に仕えるように仕えなさい。あんな悪い夫には主に仕えるように仕えれない、と言ってはいけない。いい夫にだけ仕えなさいとは書いていないのだ。もし自分の夫が泥棒であっても、そこに見張りをしておれ、と言われれば黙って見張りをするのだ。それを賢そうに、泥棒など悪いことだからやめなさい、などと言うと、それは主に仕えるように仕えてはいないことになる。これは聖書の中の基本的な人間観であり、裁いてはいけないという言葉に書いてあるのだ。裁くとは、つまり他の人間を悪い奴だと思うことである。人を悪いと思うそのことが悪いのだ。主のごとく仕えるとは、まずは相手を尊敬することである。 人生とは他との戦いではなく、自分自身の中にうごめく、わがまま、怠惰、勝ち気、冷淡、さまざまな良からぬ欲望などとの戦いである。良い人生を送るには、良い伴侶が必要だ。良い結婚とは、良い相手を得ることだ。良い相手を得るには、独身時代の生き方が問題になる。
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