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博徒の幕末維新 ちくま新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 2004/02/10 |
JAN | 9784480061546 |
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博徒の幕末維新
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博徒の幕末維新
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商品レビュー
3.5
6件のお客様レビュー
明治維新の裏側には、…
明治維新の裏側には、博徒たちの姿もありました。美しいだけではない明治維新の一端がわかります。
文庫OFF
幕末の博徒の姿を可能な限り一次史料で追いかけてみた一冊。 竹居安五郎や黒駒勝蔵といった、ともすれば脇役敵役になる人物の活動と顛末を追っている。史料上の制約もあるんだろうけど、駒蔵の幕末維新の活動のところは推測が多いのが気になった。 ただ全体としては、こういう世界もあるのか、と素直...
幕末の博徒の姿を可能な限り一次史料で追いかけてみた一冊。 竹居安五郎や黒駒勝蔵といった、ともすれば脇役敵役になる人物の活動と顛末を追っている。史料上の制約もあるんだろうけど、駒蔵の幕末維新の活動のところは推測が多いのが気になった。 ただ全体としては、こういう世界もあるのか、と素直に面白い。 関八州が舞台なので、富士川舟運や五街道の話もちらほらでてくる。交通史・流通史に関心がある身としては、彼らの活動によって交通や物流にどんな影響がでるのか興味でた。
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- ネタバレ
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幕末、伊豆の新島から流人が島抜けをした。 清水の次郎長の敵役として有名な竹居安五郎。 彼の島抜けを手伝った大場久八は、翌年のペリーの再来に向けて大急ぎで建造しなければならないお台場のために、石や人手を差配し、韮山の代官・江川英龍のもとに送り届けた。 そのため、竹居安五郎の島抜けを見逃さざるを得なかったのだという。 実際忙しくて、それどころじゃなかったのだろう。 実はこの竹居安五郎や大場久八などの関東甲信越の博徒たちの抗争については、今年の2月頃に読んだ時代小説のシリーズの基本設定になっていたので、読んでいて「お久しぶり」感が湧いてくる。 損得よりも義理と人情、そして体面を大事にする任侠の世界。 彼らの生き様を民間に残されていた古文書を紐解きながら解き明かしていく過程は、わくわくするほど面白いのだけど、やっぱり小説の方が楽しいのだ。 事実は必ずしもカタルシスを与えてくれないしね。 先にこちらを読んでおけばよかったのかもしれない。
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