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雁行集
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 世界文化社/ |
発売年月日 | 2004/10/01 |
JAN | 9784418045235 |
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雁行集
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商品レビュー
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1954年代から2002年までの長期に亘るエッセイの数々。必ずしも書いた時系列順ではなく、テーマ別にいろんな時代が行ったり来たりします。中里介山という「大菩薩峠」を書いた明治の作家と赤羽の静勝寺の本道脇に寄宿していたことから、赤羽・王子・日暮里周辺を訪ねていくあたりの記述は古い東京近郊の景色が懐かしいです。チャップリン「独裁者」などの古い映画の感想も深い洞察を感じます。ヒトラーがあまりにもチャプリンに似すぎていた!とは全く逆の発想でした。そしてこの映画が出来たときには未だ米国も反ヒトラー一色ではなかったというのは新鮮な驚きでした!また中学時代に「外人部隊」「巴里祭」などの映画に夢中になった自身の体験を踏まえながらの映画の解説には古い次代の映画の素晴らしさを彷彿とさせ、「ニューシネマパラダイス」の世界を思い出します。また井伏鱒二、吉行淳之介、遠藤周作、三浦朱門、近藤啓太郎たちの先輩から同年代の作家との交遊をめぐっての記載が楽しいです。安岡氏の「流離譚」は大変感動した本ですが、その書名を「過去」にしたいと考えていたのを変更したということが書いてありました。ふさわしい改題だと思いますが、確かにこの本でも安岡氏の過去を語る語り口は非常に覚めた落ち着きが美しい名文になっているように思います。
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