検証 日朝交渉 平凡社新書

高崎宗司(著者)

• 販売会社／発売会社: 平凡社/
• 発売年月日: 2004/02/19
• JAN: 9784582852134

商品レビュー

2011/05/30

［　内容　］
拉致問題で暗礁に乗り上げた日朝国交正常化交渉。
日本は北朝鮮とどのような交渉を積み重ね、なぜ国交回復は実現しなかったのだろうか。
両国の間に横たわる問題とは何か。
日本と北朝鮮との関係を冷静に考えるために日朝交渉の歴史を初めて再現する。

［　目次　］
第１章　日朝交渉の歴史的背景（一九四五～九〇年）
第２章　日朝交渉の始まり（一九九一～九二年）
第３章　戦争の危機と日本の反応（一九九三～九四年）
第４章　日朝交渉の停滞とコメ支援（一九九五～九六年）
第５章　拉致問題の表面化とテポドン事件（一九九七～九八年）
第６章　「太陽政策」と日朝交渉再開（一九九九～二〇〇〇年）
第７章　日朝首脳会談（二〇〇一～〇二年）
第８章　六者協議（二〇〇三年）

［　ＰＯＰ　］

［　おすすめ度　］

☆☆☆☆☆☆☆　おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆　文章
☆☆☆☆☆☆☆　ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆　メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆　冒険性
☆☆☆☆☆☆☆　読後の個人的な満足度
共感度（空振り三振・一部・参った！）
読書の速度（時間がかかった・普通・一気に読んだ）

［　関連図書　］

［　参考となる書評　］

2005/12/05

戦後からの日朝交渉の流れが大まかではあるが、時間軸を通して見ることができる。

著者によると、日朝の関係を改善するチャンスはこれまでに4回あったという。その4度目が私たちもよく知っている、2002年の小泉訪朝である。

しかし、いまだ両国の関係は改善されていない。
その原因はなんだろうか。

4度の機会を上手に活用できなかった両国だが、その理由を考える際のヒントを提供してくれる本だといえる。
新書なのであまり深く突っ込まれていないところが残念か。