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国際政治講座(4) 国際秩序の変動 国際政治講座4
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国際政治講座(4) 国際秩序の変動 国際政治講座4

石田淳(編者)

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商品詳細

内容紹介 内容:グローバル化と国際秩序 田所昌幸著. 国際政治における規範の機能と構造変動 遠藤誠治著. 大量破壊兵器、RMA、国際秩序 梅本哲也著. 内政干渉の国際政治学 石田淳著. 地球環境領域における国際秩序の構築 山田高敏著. 民主主義と国際秩序 大芝亮著
販売会社/発売会社 東京大学出版会/
発売年月日 2004/12/15
JAN 9784130342247

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2012/05/05
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(グローバル化は)文化や伝統や地域のくびきから、簡単に人々が解放されることを意味するのかもしれない。だが同時に、「我々はみな、人間として、肉体を与えられ、物理的に位置づけられているという、単純であるが重要な現実がある。p28 自らのアイデンティティを自覚するには他社が必要であり、文化の流入は、むしろ自分のアイデンティティを先鋭化させる効果がある。p28 覇権的秩序- 主権の非対称化 p35 【相対利得と絶対利得】 国家は他国との協調行動を選択するのか協調行動から離脱するのかを判断する場合に、他国との比較において自国がどれくらい大きな利得を得るのかという「相対利得」を問題視するのか、それとも自国が協調行動をとることによってえる利得とそうしなかった場合にえる利得との差額としての「絶対利得」を問題視するのか。p54 物質的能力、観念、制度という三つの社会勢力が多様な組み合わせによって結びついているのが「行為の枠組み」ないしは「歴史的構造」である。p74 【米国のイラク戦争参戦】 ここでは、理念的な要素は、強者の権力に還元されない自律的な機能を営んでいる。p80 「RMAによる秩序」p133 「核の傘」から「情報の傘へ」p137 【ロングピース(冷戦)】 (冷戦期)大規模な核戦争やそれに繋がり得る紛争の生起は「大国」米ソの核軍備に支えられた「相互抑止」「小国統御」の機能によって抑えられた。そして「相互抑止」「小国統御」の要件とされた「相互確証破壊」状況の保全、大量破壊兵器の拡散防止を織り込んだ国際制度の形成を通じて米ソの勢力均衡には安定がもたらされ、冷戦は「長い平和」と称せられるまでになったのである。 p143-144 「逆第二イメージ(the second image reversed)論」p165 国際政治構造の分権性は、「コミットメントの問題」と「情報の問題」をもたらす。p190 【冷戦後の紛争勃発に関して】 第一に、冷戦終結というグローバルな環境変化の影響は、地域的に一様に「内戦の勃発」という負の効果をもたらすものではなかった。主として、旧社会主義国では「コミットメントの問題」型の紛争が、アフリカの破綻国家では「情報の問題」型の紛争が勃発したのではないかと考えられる。第二に、時期の問題として、紛争が冷戦終結直後に集中したのは、「コミットメントの問題」型の紛争については、冷戦終結直後の社会主義連邦の解体に、同様に「情報の問題」型の紛争については、冷戦終結後の援助政策の転換に、それぞれ連動して武力紛争が勃発したためではないかと考えられる。p173 「資本主義の行き過ぎを是正する民主主義」という図式 p244 【ピーヴハウス「リベラル・ピース(三角のピース)】 国際組織は、民主主義政治体制、経済的相互依存とともに、平和に寄与する要因として挙げられているが、ピーヴハウスは、この国際組織と民主主義政治体制の関係を分析する。彼は、国際組織が二つの方法で民主化に影響を及ぼしうるという。 ①民主化支援のように圧力をかけるもの。 ②国際組織のメンバーシップの条件として民主主義の確立を掲げることにより、民主化に影響をおよぼしていくというもの。p262 常任理事国は民主主義の普遍性を主唱するものの、民主主義は基本的に国内秩序編成原理にとどまると主張し、これを政府間関係に適用する必要はないとするのである。p265 民主主義の強制が、人道的介入の問題と絡む時、国際社会はこれを認めることもあるのである。p277

Posted by ブクログ

2011/05/01

グローバル化の圧力は世界市場から加えられる匿名の力であり、外交的な駆け引きや政治的な制御が及ばない。 グローバル化は国家間の勢力バランスの変化について、急速に不確実性を増大させている。グローバル化の推進力となっているグローバルな自由市場経済の展開は、世界経済を活性化し、世界を富ま...

グローバル化の圧力は世界市場から加えられる匿名の力であり、外交的な駆け引きや政治的な制御が及ばない。 グローバル化は国家間の勢力バランスの変化について、急速に不確実性を増大させている。グローバル化の推進力となっているグローバルな自由市場経済の展開は、世界経済を活性化し、世界を富ませることに成功しているかもしれない。 国際的な情報発信は世界世論を形成する上で死活的な役割を果たすことは当然だが、欧米中心のメディアになっている。 グローバル化がそもそも可能になった背景にはコミュニケーション技術の飛躍的発展や低価格化といった条件があったことは確かであるが、ここでも、自由主義が重要な役割を果たしている。 情報革命の成果を取り入れた比較戦力は軍事能力をどのように高めるのであろうか。通信網やコンピュータの発展によって、指揮、統制、通信、電算(C4)能力が向上し、既存の兵器体系が単一の体系に統合されていく。 冷戦とは東西両陣営の政治・経済の体制選択をめぐるイデオロギー面での対立と米ソという超大国の地球規模の権力政治面での対立とが複合するものであった。 国内紛争への国際的対応とは、言い換えれば国内問題の国際問題化であるが、その効果は国内紛争の発生原因に依存する。国内政治と国際政治との連関を抜きにして国際平和を語れないように、その連関を抜きにして国内平和もまた語れないのである。 冷戦後は民主主義の規範そのものを否定することは多くの国にとって困難になった。国際組織による民主化支援やマイノリティ保護のための介入が行われ、内政不干渉原則は後退する。

Posted by ブクログ

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