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アメリカの正義の裏側 コソヴォ紛争その後
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アメリカの正義の裏側 コソヴォ紛争その後

スコットタイラー(著者), 佐原徹哉(訳者)

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アメリカの正義の裏側 コソヴォ紛争その後

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 平凡社/
発売年月日 2004/02/20
JAN 9784582447101

アメリカの正義の裏側

¥770

商品レビュー

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2012/07/17

ユーゴスラビアとモンテネグロを結びつけているわずかに残る絆の1つは安全保障だった。 マケドニア側はメディア戦争でも敗色濃厚であった。 この本にもっとRMAを期待していたが、出ていなかった。

Posted by ブクログ

2008/03/16

自分が学生時代に関心をもったのが、コソボ紛争でこれを材料に国連平和維持活動の論文を書いたのが本を読むきっかけになりました。 あれから既に7年もの歳月がながれたわけですが、すっかり新聞にも旧ユーゴやコソボ関連の記事がのることはなくなりました。日本メディアの国際性のなさを嘆くわけ...

自分が学生時代に関心をもったのが、コソボ紛争でこれを材料に国連平和維持活動の論文を書いたのが本を読むきっかけになりました。 あれから既に7年もの歳月がながれたわけですが、すっかり新聞にも旧ユーゴやコソボ関連の記事がのることはなくなりました。日本メディアの国際性のなさを嘆くわけですけれども、そのようなときに見つけた本がこの『アメリカの正義の裏側』でした。 著者は元軍人のジャーナリストで記事を書く、カナダ人のスコット・タイラー氏。実際にNATO軍によるセルビアへの空爆が終わった1999年6月から同時多発テロ後のアメリカの対テロ戦争の影に隠れてしまった中でのコソボ情勢を描く2001年12月までの2年半の間に彼がコソボ周辺地域で活動していたころの日記と、新聞に掲載された記事を交互に織り交ぜた書籍です。 コソボ紛争は、NATOによる軍事行動や「人道的介入」という言葉のインパクトと西側諸国にあるように「思われている」正義に注目が集まっていたこともありますが、このタイラー氏の現場でおきる衝突や銃撃戦の中で書かれた文章というのは、臨場感があり圧倒されるものがあります。 報道姿勢の問題もあって、このコソボ紛争ではセルビアのミロシェビッチが戦犯として今はハーグで裁かれていますけれども、単にミロシェビッチ退陣後のセルビア内政の混沌だけではわからない事件、特にNATOが平和維持のために入ったコソボ域内の将来的地位(自治州か、独立か)をめぐるアルバニア人の間での衝突が、そのまま隣国のンマケドニアに波及して、再度のバルカンをめぐる戦争が始まりかねない情勢に直面していたことはあまり報道はされていなかったように思います。 ですが、この本を読んでの残念なところはタイトルであるアメリカの正義の裏側を理解するには、それなりの問題の背景と構成(特に民族と国家の相関関係)を把握していないと読んでいる途中で混乱する可能性があります(バルカン問題そのものが複雑で難しいのですが…)。 また、タイラー氏の文章からタイトルである『アメリカの正義の裏側』を読み取るのはいっそう難しいものがあります。オルブライトやクリントンが直接出てくるわけでもありません。現場で取材するタイラー氏の感想やライブ感ある報道からは、その裏側の実態や本質が何かを汲み取るのが難しく、曖昧模糊として終わってしまっていると思います。 せめて、タイラー氏自身がこの2年半を振り返る意味での考察が書かれてあればよかったのですが…。コソボ問題やバルカン情勢に関心を持つ方には、訳者である佐原氏の解説から読まれることをお勧めします。それでも、特に2001年8月8日の日記に見られるような元軍人だからこそかける状況や現場での判断能力が詳述されている部分はすごみを感じさせてくれます。 つい最近、本書でも登場するとコソボ民主同盟のイブラヒム・ルゴバ氏が死去しました。彼の死がコソボ情勢の特にアルバニア人の間での勢力争いのバランスをどう突き動かすのかは分かりませんが、気になっているところではあります。

Posted by ブクログ

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