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女だけが楽しむ「ポルノ」の秘密 シリーズ「進化論の現在」
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2004/12/15 |
JAN | 9784105423070 |
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女だけが楽しむ「ポルノ」の秘密
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商品レビュー
3.5
5件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
2004年刊行。著者キャサリンは加(?)サイモン・フレイジャー大学教員、サンタナはカリフォルニア大学サンタ・バーバラ校人類学部名誉教授。ということで、タイトルから予想されるような下世話な内容ではない。配偶選択における進化論的適応を基礎としつつ、男性向けポルノや女性向けロマンス小説、さらには本書の愁眉たるBL小説(本書ではスラッシュ小説と呼称)から、男女の配偶選択における本質的な特徴を明らかにしようとする。前半部分は、ホモ・サピエンスにおける配偶選択の特徴や男女差を解説するもので新奇とはいいがたい。 ただ本書の狙いが、自由市場で淘汰され残存した作品類型は、人々の興味関心を引くもの、すなわち表面には出ない人間心理の情報を暴きうる点、そして、その対象として女性向け恋愛小説(ハーレ・クィーンのごときロマンス小説)ではなく、BL小説を持ってきたのが、着眼点の巧手を感じる。大半の結論は驚くべきものではない。が、ロマンス小説の描く男女の恋愛関係は、破綻が2人の関係性破綻まで直結しがちな反面、友情を基軸にする男×男の場合、恋愛の破綻も関係性破綻につながらず、安心して見ていられるとのこと。 さらに男女の恋愛ではなかなか対等に描きにくい(社会的差別によるリアリティの欠如?)が、男×男とすることで男×女の描写よりも不平等さが減殺し、払拭できる点もあるらしい。とはいえ、性的関係の前に人間的信頼関係の構築を重視するという、女性の配偶選択の基本はロマンス小説でもBL小説でも同様で、ゆえに女性に受け入れられるのだと指摘。得心。
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面白かった。ロマンス小説と、スラッシュ小説、ほとんど変わりがないということだが、スラッシュ小説の読者は、昔おてんばだった人が多く、ヒーローに愛されたいというより、相棒、友情、みたいなものが好き、みたいなことが書いてあった。そうかもなー。こういうものは、1970年代に先進各国で同時多発的に発生したとのことだった。竹内久美子(訳者)が言ってたけど、そのころウーマンリブ運動が世界で起こって、そういう「対等な関係」の素地が固められたのではないか、とのこと。そうかもなー。スラッシュ小説の男同士のカップルは、もともと友情から出発しているので、すごく固い絆となる、とも。べつに性的な惹かれあいが第一ではないから。(男女だと、年を取るとどうしても性的魅力は衰えるし)
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あの竹内久美子さんが翻訳をなさっていることで期待していたのですが・・・ ごめんなさい、読みにくかったです。 生物学とかも苦手なのも手伝ってか、最後のほうの章くらいしか気を入れて読めませんでした。 内容は興味深いです。 あんまり題名とリンクしている内容という印象は受けれませ...
あの竹内久美子さんが翻訳をなさっていることで期待していたのですが・・・ ごめんなさい、読みにくかったです。 生物学とかも苦手なのも手伝ってか、最後のほうの章くらいしか気を入れて読めませんでした。 内容は興味深いです。 あんまり題名とリンクしている内容という印象は受けれませんでしたけど、男女の性への対応性の違いについて新しい見方を得られたのはよかったです。
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